事務局からのお知らせ

2007/04/03 (Tue)

役に立つかもしれないシリーズ12

東京地方、今週は天候がすぐれないようです。せっかく咲いた桜も散ってしまいます。残念です。皆さんはもうお花見は済ませましたか?

さて、今日はこんなお話。
『役に立つかもしれないシリーズ12』
私が開催したWSが以外にも好評な為、その中で思ったことをお話したいと思います。

今回のテーマは『協調性』

単純に言ってしまえば、他の人と一緒に芝居をつくっているかどうか。
よく陥りがちなことは、一人で芝居をしてしまうこと。自分のキャラクターや設定を主に考えてしまい、周りの人を見ることができていないのです。一番性質が悪いのが、そのことを自分で気付いていないということです。
その役者は一生懸命に演じようとします。しかし、一生懸命さが仇となり、のめりこんでしまうのです。一生懸命になることは大事です。ですが、周りが見えなくなってしまうということはよくありません。

解決策として例を挙げるなら、普段の日常会話を思い出してください。1対1や1対数人と会話をしていると思います。しかしお芝居になるとそれが出来なくなるのは、自分ではなくなるからです。それは意志のない人間なのです。
人間はどんな会話をしていても、脳が働いています。その会話をすることに働いています。しかし、お芝居の中では、その役を演じようと脳が働くだけで、会話をしようという働きがないのです。

ではどうしたらよいか。
まずは自分の言葉にする。そうすることで、会話をするという働きになります。その後役柄で会話をする。すでに会話をすることを脳は記憶しているのですから、どんな役柄であろうと会話をすることに集中できるのです。

このような例えではありますが、これだけでも周りと協調した芝居が創れるのです。これは、以前お話して客観的観点のこととも繋がります。
周りと共存すること。芝居というものは一人で創れませんから。


さて、告知です。筆者のWSを開催します。
日程:4月7日(土) 14:00〜
料金:¥100
参加資格:13期継続生(12期から継続した方限定)
会場:SAGアトリエ
定員:5名以上20名まで
※5名以上に達しなければ開催しません。
参加したいという方は、当日お越し下さい。参加資格を設けました。13期新入生は入所式以降にご参加下さい。

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2007/04/01 (Sun)

☆SAG12期生卒業☆

昨日、3月31日を以って、12期生が卒業となりました。1年間及び2年間学んできた仲間やこのアトリエともお別れでした。
すでに全レッスンは終了しているものの、ラジオ委員会の活動や自主練習などで訪れていました。
これから、新しいスタートとなります。

これから先いろいろな岐路に立ち、悩み苦しむこともあるでしょう。それでも、ここでともに学んだ仲間達を思い出してください。きっと皆さんの力になるでしょう。

はなむけとして、この言葉を皆さんに送りたいと思います。


『希望は人を成功に導く信仰である。希望がなければ、何事も成就するものではない。〜ヘレン・ケラー〜』


そして、今日4月1日より第13期がスタートしました。まだ入所式を行っていないのですが、12期からの継続生は自主練習を行えます。入所式までに、なぜか好評を頂いてる筆者のWSも開催する予定です。自主練習にくるといいことがあるかも。
お休みもいいけれど、これからの時期のために今のうちにレベルアップをしましょう!

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2007/03/28 (Wed)

役に立つかもしれないシリーズ11

東京の桜もあちこちで咲き始め、お花見シーズン到来といったところでしょうか。天候にも優れ、夜桜なども楽しめるでしょう。ハメをはずさず、楽しくお花見ご出来るとよいですね。

さて、今日はこんなお話。
『役に立つかもしれないシリーズ11』
シリーズも二桁に突入。こうなったら意地でも続けていこうと思います。

今回のテーマは『ルール』

「規則、規定、規約」などの意味を持っているこの『ルール』。スポーツなどでよくこの言葉を聞きますが、芝居の中にもルールは存在します。

自分がとあるシーンに登場するとします。自分の演じるキャラクターでその物語は進んでゆきます。
そこで気付くべき点は、そのシーンの中での自分のポジション。セリフを喋る時や喋らない時などにより、そのシーンごとのポジションは変わります。
ここでルールが発生します。
他の人の演技に邪魔にならないように、かつ自分を魅せなくてはなりません。
自分がどんな動きをすれば目立つのか、目立たないのか。また、どうすればキャラクターを維持させつつそのシーンでの自分を確立できるのか。
こういった事柄を考えながら芝居をしなければなりません。また、自分の場所の位置取りも意識する必要があります。

このルール。どうすればよいのか分からないと言う人は、大抵の場合、何もしません。ですが、それは逃げでしかないのです。どんな状況に置かれてもキャラクターを誇示しつつ、空間を見ながら芝居をすることはできます。

まずは、自分の置かれているルールを把握する。そしていかにして自分を出すか。キャラクターに入り込むよりも、空間を読むことのほうが大事なのです。

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