事務局からのお知らせ

2007/03/10 (Sat)

役に立つかもしれないシリーズ7

全国各地で桜の便りが届き始めました。もう春はすぐそこまで来ていますね。SAGでも修了制作シーズンがまもなく終わり、新しい年度を迎えようとしています。クラスメイトとの別れは、新しい出会いを与えてくれます。一年間、蒔いた種が芽を出すでしょう。

さて、今日はこんなお話。
『役に立つかもしれないシリーズ7』
第7弾まできてしまいました。いつまで続くのかわかりませんが、どうぞ最後までお付き合い下さい。

今回のテーマは『空気』

「空気を吸う」の空気ではなく、「空気を読む」などに使われる『空気』。
では、お芝居での空気はどういうものなのか。

役者はそれぞれ空気を持っています。それは、人が十人十色いることと同じ感覚です。日常でも同じ経験をしていることをご存知でしょうか。

3人くらいの高校生が話をしているところへ先生が来た、なんてシチュエーションがあるとします。ここでの空気は変わり目は、先生が来たときです。なぜ空気が変わったのか。
それは、先生という高校生よりも重い空気を持った人間が入ったからで、その相手との関係性が重要になります。ものすごく怖い先生なら、高校生達は緊張してしまい辺りは静まるでしょう。また、仲の良い先生であれば、高校生達は意気揚々とするでしょう。

この様に、日常でも起こる空気の変化というものは、お芝居のなかでも普通に起こります。空気が変わらないということはありえないのです。
また、セリフ一つで変える事や、役者のアクションで変わる事もあります。

空気が変わる瞬間には、必ず何かが起きます。その空気の変化は誰にでも起こすことができます。周りはその変化を瞬時に感じとり、反応しなければなりません。
空気を持っているということは、変化に対応する術も持っているのです。感じること、それが何よりも大事なのです。

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2007/03/10 (Sat)

☆12期声優部基礎科修了発表会情報☆

桜のつぼみも膨らみ始め、春の訪れを感じる今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか。

さて、SAG第12期修了制作シーズンもいよいよ最後となりました。ラストを飾るのは声優部基礎科生です。1年間の集大成をぜひともご覧いただければと思います。

    ☆12期声優部基礎科修了発表会☆
        「フェニックス」

○日時
3月17日(土)14時〜A / 18時〜B
  18日(日)13時〜B / 17時〜A
※A・Bチームによるダブルキャスト
※開場は開演の30分前です。

○料金
無料・全席自由

○会場
松濤アクターズギムナジウムB1アトリエ
[Pit Planet Theater]
※JR荻窪駅より徒歩約7分

○注意事項
・ダブルキャストに関するお問合せにはお答えできません。
・舞台の構成上、開演後のご入場をお断りする恐れがございます。また、満席の場合もご入場できない場合がございます。予めご了承下さい。
・本校にはスタッフ専用の駐車場しかございません。お車でお越し予定のお客様は、近隣の駐車場をご利用いただくか、なるべく公共の交通機関をご利用下さい。
・座席数には限りがございます。満席が予想されますので、なるべくお早めにお越し下さい。

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2007/03/07 (Wed)

役に立つかもしれないシリーズ6

ここ数日、天候の変化がはげしく、全国的に強風などにより、交通機関にも影響がでていました。うってかわって今日は晴天に恵まれております。
このまま良い天気が続けばよいものです。

さて、今日はこんなお話。
『役に立つかもしれないシリーズ6』
最近急激にこのページのヒット数が上昇中です。告知をどこかでされているのでしょう。うれしいことです。

今回のテーマは『エチュード』

エチュードというのは即興劇のことです。ある程度テーマなどを決め、即興で演技をすることです。

このエチュードで何が鍛えられるのか。
それは、コミュニケーション能力や適応力です。また、瞬発力やボキャブラリーも必要とされます。アドリブに強くなるには、これをやるとよいなんて言われます。

ただエチュードをやるだけならば、楽しいだけです。しかし、自分の与えられた役で行うことは出来ますか?
例えば、あなたが武士という役を与えられたとします。役を演じる上で、時代背景などを調べ、役の性格なども掘り下げたとします。しかし、それはあくまで作品の中だけでしか生きていないのではないでしょうか。
そこで役立つのがエチュード。自分の役で、台本にはないサブストーリーをエチュードで行うのです。
台本のなかでは、武士としての生き様しかのっていないとします。しかし、その人には、日常で生きる私たちのように過去があるのです。幼少時代は何をしていたのか、武士になる前にはどんなことがあったのか。そういったエチュードを行うことで、さらに役を掘り下げることができます。

また台本に書かれている登場シーンの、ほんの数分前という設定でエチュードを行うのも効果的です。どういった経緯があって登場するのか、またどんな気持ちでそこにいるのかなどを知ることが出来るのです。

このように、ただ楽しくエチュードを行うよりも、目的を持つことでイメージも広がり、さらに役に対する愛情も深まる、というわけなのです。

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