事務局からのお知らせ
2008/03/13 (Thu)
役に立つかもしれないシリーズ２９
花粉症の季節となりました。そんな季節ですが、私もどうやら今年から花粉症デビューしたようです。
今年多い症状は、風邪なのか花粉なのか分からないそうで、風邪薬か花粉症の薬のどちらを飲むのかで毎晩悩みます。えぇ、悩みます。ま、病院に行けって話しです。
さて、今日はこんなお話。
『役に立つかもしれないシリーズ２９』
久しぶりにこのシリーズをアップします。いつもの感じで、なんとなく見てやってください。
今回のテーマは『エネルギー』
最近、いくつかの現場へ顔を出していますが、よく思うことはモチベーションが芝居を生かしたり殺したりしてるんだなということ。
これは、ほんと基本的なことなので改めて「やはりな」と考えさせられる事なのですが。
私は「モチベーション＝エネルギー」だと考えています。これが低い役者をたまにみかけますが、ホントこれが、つまらない。辞めてしまえばいいのにと思います。
どんなに下手で不器用でも、エネルギーがある役者は素敵なのです。お客さんは、役者のエネルギーを観に来てくれるのです。演技力を観に来てるわけではありません。
それなのに、「上手く見せよう。上手いと言われたい」などと、欲ばかりが表に出て情けない。
ただ、やみくもにエネルギーを出したところで意味がありません。お客さんに伝えようという意識を持たなくてはなりません。一生懸命、精一杯、伝えることにエネルギーを注げば、体が疲れるのではなく、心が疲れるのです。
そんなお芝居を心がけてほしいです。
お客さんは、ちゃんと観てますから。
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2008/03/10 (Mon)
近況などなど
ずいぶんと間が空いてしまいました。すみません。
ＳＡＧでは修了発表会シーズンがやってまいりました。とは言うものの、今週末で終わってしまいますが。
今週末は、声優部本科生による修了公演が行われます。2年間の集大成を発揮して頂きたいと思います。詳細はホームページでご覧下さい。
さてさて、俳優部・声優部基礎科の発表会を終えて、思ったことがあります。
1年間しか役者としての修行はしていませんが、皆、今できる最高の演技だったと思います。正直、感動しました。
では何故そう思えたのか。
それは、皆が一生懸命だったからに他なりません。不器用だし、まだまだ人前で演じるには不十分かもしれません。しかし、観に来て頂いたお客様に対し、一生懸命にエネルギーを出していたと思うからです。
作品を観て思うことは人それぞれですが、役者から感じるエネルギーは皆同じものを感じています。『伝え』ようとすることが大事だからです。
「気の持ちよう」とはよく言ったもので、意識一つ変えるだけで全く違う世界を見せてくれます。お芝居に限らず、日常でも同じことが起きていることに気付いて下さい。そして、強い意志を持って、これからも精進していってください。
本当にお疲れ様でした。そして、ありがとう。
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2008/01/22 (Tue)
役に立つかもしれないシリーズ２８
関東地方も初雪が降り、大寒も過ぎさらに冷え込みを増す毎日、いかがお過ごしでしょうか。
ＳＡＧでは、ボイスサンプル収録も終了し、あとは修了制作を残すのみとなりました。残り少ない期間、悔いの残らぬよう頑張ってください。
さて、今日はこんなお話。
『役に立つかもしれないシリーズ２８』
第２８弾です。３０までは頑張ってみようと思います。
今回のテーマは『集中』
役者にとって『集中』することはとても大事だということは知っていると思います。
『集中』することで様々な事柄を人間は行うことができます。
例えば、急激な場の変化への対応が挙げられます。いわば「空気が変わる」事への反応です。
お芝居には「空気の変わり目」が多数存在しています。シーンの転換や人の出入りなど、様々な箇所でみられます。その際、必ず空気は変わっています。集中力を持っていれば、どのように変化が起きたのかを十二分に察知し、どのようにして反応するべきかを見極めることができるのです。
お芝居は「会話＝コミュニケーション」です。人の話を聞くということは、日常生活では無意識ですが、お芝居の中では意識的に相手の話に耳をかたむけなければなりません。その為には、相手が何をどう伝えたいのかと言う意志を『集中』して聞かなければならないのです。『集中』して聞くからこそ、相手の真意が分かり、考え、言葉を返すことが出来るのです。
『集中力』を持ってすれば、例え後ろを向いていても、まるで後ろに目があるかのように、相手が何をしているかがわかるのです。
『集中』とは、人間に与えられた、誰しもが持っている才能の一部なのです。
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