週3日コース基礎科　修了発表会

2018.4.16

2018年3月17日（土）18日（日）、松濤アクターズギムナジウム週3日コース基礎科（B・Cクラス）による修了発表会が行われました。

レッスン生にとっては初めての修了発表会。
芝居に関してはもちろん、芝居以外の面でも様々な苦労があったかと思います。
2年目継続する人も、別の道に進む人も、今回の経験を今後の糧にしていってほしいと思います。

演出をご担当くださった北島先生。
千秋楽まで彼らを導いていただき、誠にありがとうございました。

レッスン生感想

高木 なつみ

高校を卒業し、四月に地元の福岡から東京へ来ました。たくさんの仲間兼ライバルに囲まれて、よし！ここからが夢を叶える為のスタートだ！と思い、気がつくと修了発表会。一年間私はどれだけお芝居のことをさぼっていたのか…

稽古が始まり、北島先生の熱の入ったご指導で自分の癖がむき出しになっていくのがわかりました。

役が決まり稽古が進んでいく中、最初はたくさんいたレッスン生も11人に減ってしまいました。本当は昼クラスと夜クラスはWキャストということで公演は別々の予定だったのですが人数が減りすぎて合同発表会という形になりました。今までほとんど関わりのなかったクラスの人たちと同じ作品を作るというのは不安でしかなかったのですが、意見交流もしやすく、稽古後みんなで食事に行ったりもしてすぐに馴染むことができてよかったです。

今回の稽古で北島先生はずっと「相手に喋れ。聞け。」とおっしゃっていました。私はそのことがあまり理解できないまま稽古に参加していたのですが、本番直前で、やっとそのことが理解でき、今までいかに自己満足の演技をしていたかを痛感させられました。

来てくださったお客様や共演者、スタッフの方々には本当に申し訳ない気持ちなのですが、私は全4回公演で、１度も満足できませんでした。

でも今までわからなかった自分の欠点がよくわかり、良い「修了」になったと思います。

来年度から本科に上がります。今回の発表会を通してわかった自分の欠点を第一に直し、日々の努力を怠らず、大好きなお芝居の道に進んで行きます。

室井 奈々

1年間の集大成となる修了発表会が終わりました。

今回、主人公を演じさせて頂きましたが、役を頂いた日から本番まで、とにかく楽しみながらやらせて頂きました。

『お芝居は楽しいもの。難しく考えず、感じたまま動いてみよう。』

今回、稽古中に色んなことがありましたが、それを乗り越え、このメンバーで舞台を作れたことは、私のお芝居人生の強い根になったと思います。

まだまだ出来ないことだらけでしたが、落ち込んでいる暇はありません。

体の軸、主に下半身の筋力の強化が1番の課題です。

観てくださった方の感想で、私の役を好きだと、私の演技を好きだと書いてくださった方がいました。その方々が、好きだと言ったことを後悔しないように、もっと成長していきます。

私はこの役として生きるにはまだ理解が足りなかったのかもしれません。ですが、この役に、彼女に寄り添う事は出来たと思います。

稽古中何度か彼女が夢に出てきました。発表会終了後、夢に見た彼女は何かを私に言ってくれましたが、彼女は何を伝えてくれたのでしょうか。いつかまた、私の夢に出てきてくれるでしょう。

彼女は私の一部です。

ありがとうございました。

寺井 優花

本当に色々あった、発表会でした。

当日を迎えるまでも何人もやめてしまったり、私自身も何回もダメになりそうで、実際レッスンを休んでしまうこともありました。

自分で何がダメなのか、どうして出来ないのか、いっぱい悩んだりもしました。

今までで1番悩んで、迷って、本番を迎えた時間でした。

そうして本番前はいつでもそうなのですが、ドキドキして、緊張して、でも客入りでみんなとワイワイしながら出来たのは気持ちもほぐれて、そのまま本編に入る形なのもあってとてもやりやすかったです。

本編もミスなく出来ましたが、表現だったり演技はまだまだ勉強しなければいけないなと思います。

レッスンの時から求められているものを提示できたかと言われればあまり出来たとは言えなかったので、次はもっと思い切りやれるように今からの時間を過ごしていきたいです。

そして最初とはだいぶんメンバーも変わってしまいましたが、このメンバーで発表会ができたことは良かったです。

ネギで人を思いっきり叩くなんて普通に生活していたら出来ないことも出来ましたし、最後に楽しかったと思えたので、起きた事感じた事全てまとめていい経験になりました。