週1日コース基礎科 中間発表会
2017.12.25
12月3日(日)・5日(火)、週1日コース基礎科クラスによる発表会が行われました。
複数個のショートストーリーが組み合わさったオムニバス形式の舞台。
短い稽古期間の中でひとつの舞台を形にしました。
レッスンは週に1回のみですが、自主練習に励むレッスン生の姿も多く見られました。
レッスン生たちに今回の発表会を通しての感想をもらいましたので掲載致します。
レッスン生感想
千振 尚子
発表会を終えて、思ったこと、感じたことは、数回のレッスンで発表できるクオリティをどこまで創ることが出来るのだろうと不安しかなかったのですが、最初のレッスン時より自分もクラスのみんなも着実に変化しているなと感じました。
ただ、悔しい部分の方が多いのが現実です。声優と舞台の表現の仕方は同じではないのに舞台の表現に近づけることが出来なかったなと感じました。わざとらしいというか役の気持ちが見えにくい割合の方が多かったなと。
この悔しい経験をこれからの肥やしとし、役者としての表現方法をもっと丁寧に細かく創れるよう邁進していきたいと思います。
山口 美帆
今回のお芝居は、私にとって初めての二人芝居で、また、お客様の前でお芝居をするのも初めてで、ワクワクしていました。終えてみて、もちろん滑舌や発声、読解力、感情を出すことなど、今後の課題はあります。それでも、稽古を続けた結果「今」の実力でのベストを一回の本番で出すことができた点、そして、自分でベストだと感じたものをお客様にも褒めていただけたという点は、私にとって何より意味のあることでした。全力で打ち込んで初めて、見えるものがあるということを学びました。
今回の発表を通して学んだ姿勢、技術は間違いなく今後の私に大きな成果をもたらしてくれるはずです。演じさせていただいた役が私の一部になった感覚で、これから先、勉強を続けていく中で度々思い出し、次に活かしていくことになるであろう、そんな存在になりました。
今回、貴重な機会を与えて下さった山本先生、福代先生、事務局の皆様、お越し下さいましたお客様には感謝の気持ちでいっぱいです。
糸谷 志保
私にとって、今回の舞台は約1年ぶりの芝居でした。
前回は、専門学校での卒業公演でしたが、自分でも思うのが「その時から確実に力はついてきている」という事です。1年前はよくわからなかった事が今回はしっかりと理解出来て、尚且つそれを実行出来たと感じています。中でも1番よく出来たのは「気持ちの入れ方」です。
自分が演じた役は、とても感情の入れ方が難しい役でした。しかし、何故こんな事をするのか、どうしてこんな言葉を言うのか。たっぷり時間を掛けて1つずつ感情を紐解いていく事が出来たと思います。
また、自分の課題も再確認する事が出来ました。それは「台詞を覚える事」です。
当たり前ですが、舞台なので台詞があります。昔からそうだったのですが、なかなか台詞を覚える事が出来ませんでした。そのせいで、相手役の人にはたくさん迷惑を掛けてしまったと思います。
とある先生に、「台詞が覚えられないなら舞台役者は向いていない。諦めた方がいいんじゃない?」と言われ、とても悔しい思いをしました。ですが私の長所は、そんな厳しい事を言われても「目に物見せてやる」と次の日1日で台本を丸々全て、頭に叩き込むところだと思います。
今回の舞台は、私が今までしてきた中で1番良いものだと思っています。自分が出演していた時間はそんなに長くはなかったですが、それでも今後の自分に大きく役に立つだろうと感じています。
柴崎 百香
私は今まで演技経験がほとんどなかったので、こうして発表会という舞台に立つのは初めての経験でした。その中で、初めはどうしたら良いのか分からず、台詞を覚えて言う事で精一杯でした。しかし山本先生が「演じる役の台詞の前後何を考えているかとか、何をしていたかとかを想像してみて」と仰っているのを聞き、その役の子はどんな気持ちでこの場にいるのか、何を伝えたいのかをたくさん想像して本番を迎えました。
すると当日の最後の練習と本番で「今までで1番良かったよ」と言われ、凄く嬉しく、また、演技ってこういう事なのだと初めて感じる事が出来ました。
まだまだ未熟ですが、演技って楽しいと改めて感じる事が出来たのでこれからも日々のレッスンを大切にしつつ精進していきたいです。
先生方を始めたくさんの方、そしてなによりたくさん助けてくれたクラスのみんなのおかげで無事に発表会を終える事が出来たと思います。本当にありがとうございました。
改めまして、指導してくださった山本先生、福与先生、本当にありがとうございました。
週1日コース基礎科クラスの皆様、お疲れ様でした!
TEL:03-5310-3535 FAX:03-5310-3838
MAIL:sag@actorschool.jp
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