映画上映会レポート
2017.11.11
10月21日に映像演技選択クラス(S4クラス)による映画上映会が行われました。
6月よりレッスンを開始し、監督自らレッスン生の個性に合った台本を書きおろしてくださいました!
そのおかげで、映像演技が得意でなかったレッスン生も自然と役に入ることが出来、自分でも驚くほどの力を発揮できたそうです。
それでは、レッスン生の感想を紹介していきましょう♪
レッスン生コメント
◆RYU役・半田流星
この撮影を通して自分の欠点(コンプレックス)は個性であり、時には武器になる事を学びました。
欠点を無理にセーブせず、プラスに活かせるように色々な形で試してみます。
ありがとうございました。
◆AIRI役・吉田あいり
今回この作品で私は初めて映像演技というものを学ばせて頂きました。
これまで舞台でのお芝居が多く、既存の台本で演技させて頂く事がほとんどだったのですが、この作品は監督が全て一から台本を書き起こし、登場人物の名前もそれぞれ自分たちが考えた芸名で作って頂きました。なのでその分思い入れも強いです。
まだまだ未熟な私達を撮影中、どんなに些細な事でも褒めて、モチベーションを監督自ら上げて頂きました。初めての映像作品を撮って頂けたのが、監督で良かったです。
将来、プロとして一緒にお仕事出来る事を願って日々精進します。ありがとうございました。
◆おかん役・山中麻由
舞台で披露する演技とは違い、細かい自分の動きまで覚えて何度も繰り返してやる。尚且つ手や足の向きだったり、位置だったりが違うといけない。当たり前のことですが、撮影していた時はやりきることに必死で、もっと注意できたんじゃないかと思いました。
アニメやドラマ、映画、何をとっても役者一人で作り出しているものはなくて、スタッフの人たちも含めみんなで作っているものであり、やっていることに対して中途半端なんてない、してはいけないと改めて感じました。
◆水翔役・荻久保瑞翔
最初は役者として、演技の種類を幅広く知っておきたいと思い今回の選択レッスンに参加しました。
ですが撮影が進みラッシュで確認していくうちに映像での自分の見栄えや癖が直に映っていたり、同じシーンでも別のカットによって格好良さ・可愛さ・綺麗・不細工等々が全く違ったり、色んな発見がありとても面白かったです。
初めてラッシュ(特に漫画喫茶の部屋や廊下)を確認した時は、撮影場所にいた自分ですら全て同じ空間だとは思えないほどの驚きがありました。それと同時に、映っている自分が自分じゃないようにも感じました。
僕が役者を目指している理由で「別の人物としての人生で、何もない自分の人生を埋めたい」という感覚をある意味で舞台よりも感じる事が出来た気がします。
本当にありがとうございました!
◆ジロー役・山本美紀
撮影中は、演者になったりスタッフになったりと、撮る側・撮られる側の2つの視点から観ることが、やれることが出来て、とても楽しかったです。
出来上がった作品を、お客さんと一緒に観られたので、お客さんの反応も直で伝わって来て楽しんでもらえているのがわかり、よかったです。1人で観ていたら、きっと自分のシーンばかり気になって作品全体を通して観るってことが出来なかっただろうと思いました。
作品作りを通して、演者・スタッフが同じ思い、同じ方向を向いていないと良い作品ってやはり作れないなと思いました。
今回は、とても本来の自分に近い性格だったり考え方をする役だったので、これも監督の配役のおかげなのですが、とてものびのびと固くならず演じてる時、楽しくて仕方なかったです。また、やりたいって思いました。
◆真牛役・山田真二
現場により近くと監督がしてくださったので、今までのレッスンで1番近いのかなと思います。
あと映像芝居などを観るときの見方が増えました。映画を見る時はもちろん、アニメでも少しずつ絵の意向?を感じたりします。映画アニメ観るの下手で、吸収率悪いと自覚してた僕には快挙です。
ありがとうございました。
◆牡丹役・川瀬結華
作品を見て、とにかくカメラ映りが悪いなぁと思いました。感情も感じていたつもりでも、表情にあまり出ていなくて、まだまだだなぁと感じました。
どうしても自分の悪い所ばかり見てしまいますが、作品はすごく面白くて...出来上がりを見た時は感無量でした。この作品に参加出来て本当に良かったです。
上映会ではクライマックスになるにつれて皆さんが真剣に観てくださっているのが分かり、ただただ嬉しかったです。
終わった後もたくさんの方に面白かったよと言って頂いたのもあり、達成感がありました。
◆鷹丸役・大熊貴晴
今回、自身初の映像作品への挑戦ということで、始まる前に、映像の演技について、私が思い込んでいたことがあります。
それは、"舞台や声の芝居よりも、小さくリアルな芝居を求められるのだろう"ということ。
しかし、完成版を観て、自身の芝居について思ったことは、"足りないな"ということでした。
声の芝居が、音の情報、そのニュアンスのみで勝負しなければならないなら、画面の芝居は、切り取られたその瞬間のニュアンスに命を賭けて勝負すべきだったのです。
芝居を小さくすることとは、全く違うのだと思い知りました。
完成版のクオリティは想像より遥かに高く、構成・編集・音、あらゆる力が、我々を面白くしてくれていました。
自分の役者としての立ち位置や個性というものを改めて見直すきっかけになる、良い経験となりました。
◆妃里役・筒井実華子
1カット1シーンに、自分達の用意してきたものをぶつけ合う。
それが稽古ではなく、カメラに記録されているという緊張感の漂う空気の中で行うことがとても楽しかったです。
ストーリーでは、結末を知ってはいるものの、12人がそれぞれ印象深くて各々のストーリーが交わったりしながら同時進行していき、最後に集約されるのがすっきりというか、腑に落ちるというか、感動しました。
それぞれのシーンに、意味深なことや動機や引っかかりみたいなものが用意されていて、最後それがまとまる見事なストーリーに魅せられました。
撮影中はどのシーンの撮影が次来るのかなど予測しながら動きも考えながらでしたので、セリフの確認をゆっくりしている暇はなく、改めて準備の大切さを実感しました。この1カットに収める、そのシーンが自分達に任せられていること、役者としての責任を感じました。
画面に耐える顔や表情や身体は、永遠のテーマになりそうな気がします。本当に本当にありがとうございました。
◆澪役・杉谷紗也佳
撮影中は学びの連続で、舞台とはまた違った集中力が必要だなと思いました。
1番大変だったのは、色んなアングルを撮る際に何度も撮影するのでその度に同じ演技、動きをすることが1番難しかったです。実際に演じたイメージと、カメラ越しにみた演じている自分はやっぱり少し違って見えました。
セリフ回しもそうですが、顔の角度や目線であんなにも違うのかと、いつも見ているドラマもそういう風に見る様になりました。
反省もたくさんありますが、監督がこだわって撮ってくださったシーンや、良いタイミングで流れてきた曲。全てが素晴らしくて言葉が出ませんでした。
この作品は一生忘れません。良い経験をさせていただきありがとうございました。
◆彩斗役・大根田隼知
実際に出来上がった作品をみて、自分の直すべき所、動きや声のバランスだったり、できていたけど理解していなかった所が分かったので改善していけるようにしたいです。
今回の撮影で舞台とはまた違った難しさ、楽しさが分かりもっと理解を深めていきたいと感じました。
◆織夜役・山本瑳矢
今回は映像の選択クラスで自分にとって初めての映画撮影でした。ずっとやってみたくて楽しみだった反面、分からない事だらけでとても緊張しました。
いざ始まるとやはり慣れない事ばかりで、今まで教えて頂いていた舞台のお芝居とは全く違っていました。
今回私は2カメも少しやらせて頂いたので、自分が撮った部分が使われている事にもとても感激しました。
演じる側でも貴重な経験をさせて頂いたのは勿論、もともとスタッフ側にも興味があった私には本当に素敵な機会でした。
ありがとうございました。
事務局も映画をみましたが、いつも見ているレッスン生、いつも通っている場所なのに、全く違う人物・景色に映っていてとても不思議な感覚でした。
レッスンの一環として撮った映画、という視点で見ていましたが、それは大間違いだと見始めてすぐに気付かされました。
すぐにストーリーに引き込まれ、きれいに回収されていく伏せん、普段見ているアトリエが漫画喫茶へ変身して驚いたりと息つく暇がありませんでした。
終盤にみんなが見せた狂気の演技、とても素敵でした。
最後に。
あらゆる事柄に関し、監督には無理を言ってしまいましたが、この様な素敵な作品をレッスン生へ与えて下さって本当に感謝しております。
感謝してもしきれないですし、また監督の作品を見たい!とうずうずしております。
本当に、ありがとうございました。
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