SAGレポート

声優部基礎科 修了発表会

2017.4.19

声優部基礎科 修了発表会

3月25日(土)・26日(日)、松濤アクターズギムナジウム声優部基礎科による修了発表会が、Bクラス・Cクラス同時上演という形で行われました。

SAGに入所して初めての大きな発表会。
舞台作りから小道具・大道具作り、会計や広告制作など、すべてレッスン生が行います。
芝居はもちろん、それ以外の部分にもたくさん苦労をしたのではないでしょうか。

発表会当日、緊張した面持ちで事務局に挨拶にやってきて、なぜかいつもより饒舌なBCクラスのみんな…。
どうなることかと思いましたが、みなしっかりとそれぞれの役を演じきり、1年間の成長を見せてくれました。

BCクラスをご指導いただいた岡本先生。
千秋楽まで彼らを導いていただき、誠にありがとうございました。

お忙しい中会場に足を運んでくださり、温かい声援をくださった多くのお客様に、心より御礼申し上げます。

レッスン生感想

古賀 陽菜

九州から上京したての私は去年の基礎科修了発表会を観劇しました。あれから1年が経ったと思うと、本当に一瞬のようで、特に小屋入りしてからは毎日楽しくて、あっという間に過ぎて行きました。

ゲネの前に、自分の請け負った役の役割を、そして多くの人がその役を演じたがっていたことを伝えられました。それを知り、プレッシャーを感じましたが、そこからスイッチが入り、本番に向かって自分を高めて行くことができました。初日・楽日と自分の今の全力を出しました。それを受け取ってくださったお客様からよかったという感想や、もっとできたところがあったのではとアドバイスをいただきました。演出の岡本先生から本番を迎えるにあたり、「あなたたちはまだ成長過程。この発表会で自分を完成させる必要はない。」とお言葉をいただきました。今回はその言葉に甘えさせていただき、今回の修了発表会はこれからの自分の糧にしようと思います。

一緒に舞台に立ってくれたみんな、支えてくださった方々、ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました!!!

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大熊 貴晴

修了発表会を終えた時、私は達成感を感じませんでした。
シングルキャストとして、全4回の発表を終えても、「自分の芝居はみんなと響き合えていたのか」「もっと分かりやすく見せられたのではないか」ということばかりを考えてしまいました。
それは、数日経った今でも、考えてしまっています。

今回演じたキャラクターは、普段の自分が滅多に出さない感情を多く出す、難しい役でした。ですが、合っていると言ってくれた方もいらっしゃいました。
このキャラクターはきっとこれからも私の中に居続けてくれるものだと思います。
それを信じて、来年度も芝居をし続けたいなと思います。
やり続けることでしか、答えにたどり着くことはないと思うからです。

来年度、皆様にどういう姿を見せられるか、それを、楽しみにしながら、これを感想に代えさせていただきます。
どうか来年も見ていただけると幸いです。

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堀 紗衣

SAGに入って1年が経ち、その1年の集大成と言える修了発表会でした。小さな発表会はいくつかありましたが、今回はそうではなく長い期間をかけて、1週間前から小屋入りをして作り上げたものでした。

Cクラスとの合同であること、ダブルキャストということ、外部のお客様がいらっしゃること、今までお世話になった講師の方に見ていただくこと、全てが私の中でプレッシャーでした。初めのうちは全然上手くいかず何度も投げ出してしまいたくなりましたし、ダブルキャストと比べて落ち込むことやもう一つのチームと比べて落ち込むこともありましたが、私には私の、私たちには私たちのできることがあるんだと真似をしなくていいんだと気付いた時に少し楽になれたような気がしました。

今回はLSの大場さんにも御助力いただき、最後には自分たちにしかできないものができあがったのではないかと思います。

まだまだ後悔、反省の残る発表会ではありましたがまだ1年目が終わったところです。次の1年への、プロになるための通過点として今回の発表会では様々なことを学ばせていただきました。

Bクラスで1年かけて学び仲間たちと作り上げたこの思い出を忘れず、プロになるため、意識を高く持ち来年度からまた新しい仲間たちとお互いを高めあっていけたらと思っております。

最後に今回の修了発表会、SAG基礎科での1年間に関わってくださったすべての皆さま本当にありがとうございました。

声優部基礎科 修了発表会

谷内 遥香

この修了発表会を通して、1つの舞台を作り上げることはこんなにも大変なのだと実感しました。

台本を頂いて役作りをする、練習をするのはもちろんのこと、演技以外の、例えば大道具や小道具を作る、照明や音響をいれる、パンフレットやポスターの作成といったいわゆる裏方の仕事を経験することで、たくさんの人に支えられて舞台が成り立つのだと知ることができました。

今回の修了発表会は、当初のメンバーでむかえることはできませんでした。演じることは会話をするということ、それも1人ではできないことです。みんなで高めあい、呼吸をあわせ、雰囲気を作り、そうして出来上がっていくものが、舞台なのだと私は思いました。その中で、別の人間である以上、個人のモチベーションが違うのも当然です。しかしそれを1つの目標に収束させていくことが本当は理想だったのだと思います。しかし目標が同じだからといって、同じものを見て同じ感覚で頑張っていけるわけではないし、折り合いをつけられないこともある、そう学びました。

そんなことがありながらもこの舞台を成功と形容することができるのは、演出の岡本先生、同じBクラスの仲間、そして同じ舞台に立ったCクラスのみんな、お手伝いをしてくれた同期、ご助力頂きました諸先輩方、事務局の皆様、そしてなにより足を運んでくださったお客さまのおかげです。多くの方々の支えがあってはじめて舞台に立てる。その喜びを噛み締めるとともに、もっとうまくなりたい、もっともっと舞台に立ちたい、そんな欲を自分の中に感じました。この修了発表会を通して得たもの、感じたことを大事に、今後も多くのことを吸収していきたいと思います。

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助っ人として舞台に出演してくださったLEOPARD STEEL大場さん・OB坂場さん、手伝いに入ってくれたSAG生、本当にありがとうございました。

BCクラスのみんな、お疲れ様でした!

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