SAGレポート

声優部日曜レベルアップクラス 修了公演レポート

2017.3.24

声優部日曜レベルアップクラス 修了公演レポート

平成29年2月26日に声優部日曜レベルアップクラス(Zクラス)の修了公演が行われました。

題材は大矢場智之著「スワローリベライゼーション」。

=あらすじ=

舞台はとある探偵事務所。
そこで働く人々は皆、お気楽でいい加減で、そしてクセのあるキャラクターばかり。

春先のある日、事務所の軒先にツバメが巣を作る。
追い払おうとする所長と、それに反対する部下達。
ツバメをめぐる事務所の人々のエピソードを滑稽に、かつ暖かく綴ったハートウォーミングコメディ。

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色々な事を乗り越え団結したZクラス。
そんなZクラスが作り上げた「スワローリベライゼーション」。
とても暖かく、素敵なものになったと思います。

Zクラスはこの公演をもって修了となりました。
お忙しい中会場に足を運んでくださり、温かい声援をくださった多くのお客様に、心より御礼申し上げます。

改めまして、演出をしてくださった勝沼先生、音響照明を担当してくださったスタッフの皆様、手伝いに入ってくれたSAG生、本当にありがとうございました。
そしてZクラスのみんな、お疲れ様でした!
週一回のレッスンという限られた時間の中でみんな頑張ってくれたと思います。
養成所で過ごした日々を糧にしてこれからも邁進していってください!

レッスン生感想

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町田 徹

正直、私は今回の舞台の稽古に入る前から不安で仕方がありませんでした。
クラスのメンバーも減っていましたし、お客様からお金をいただいての舞台も初めて。
何より週一の稽古では明らかに練習時間が足りないだろうと感じていたからです。
今回の芝居は不条理コメディということで、とにかくテンポが大事になるのですが…やはりそのテンポを体に覚えこませる時間と回数が圧倒的に足りないと感じました。
役作りに関しては講師の勝沼先生がクラスの皆に本当にぴったりの役を振ってくださったので、あまり苦労はしなかったのですが…だからこそもっと皆で集まって練習をしていれば、更に良いものができたんじゃないかな? と少し悔しく思います。

様々な不安はありましたが、スタッフの皆様の多大な尽力のおかげもあって、自分達も楽しんで演じられ、お客様にも大変楽しんでいただけた舞台になったのは、何よりも嬉しいことでした。

今回の修了公演では初めて経験したことも多く、自分の未熟な部分も再発見できて、非常に多くのものを得ることが出来ました。
きっと今後、役者として活動していくなかで、大切な位置付けとなる舞台だったと思います。
本当にありがとうございました!

村上 香織

『楽しかった!!』

終わった後はもうそれだけです。
思い描いているのにやれなかった事、直せなかった箇所はいっぱいあります。
ここができてれば、あぁしてれば。
思うところはたくさん。
でもこのメンバーでやれて良かった。このクラスで良かった。
心からそう思います。

本番までの2週間は本当に不安との戦いでした。
自分の安定しない演技・役として生きる・テンポの速さ。
考えることでいっぱいになり、台詞は噛む・飛ばす・終いには出てこない。
1週間が過ぎ、次の日曜には本番なんだと思うと、皆と一緒に舞台に立つのが恥ずかしく思えるほどでした。
それでも一から台本を読み直してイメージし、レッスン後には皆で読み合わせをしてテンポを覚え、本番直前まで勝沼さんに見ていただき少しでも楽しいものをと、結果考えていたのはそれだけでした。

残念ながら一緒に舞台に立てなかった仲間達も居ます。
しかし、そんな仲間達にも胸を張ってやってやったぞ! 君達も頑張れよ! と言える、この充実感が好きです(笑)
これだから舞台はやめられない……!
お疲れ様でした!
また一緒にやろう!!

瀧島 南美

今回の修了公演は初めての1時間を超す長編、初めての不条理コメディ、そして初めての有料公演ということで幾多の挑戦の連続でした。

特に有料公演ということがわたしの中で大きくて、照れや消化不良があっては失礼だ。という意識が強く、今までの発表会からは一皮剥けていなければいけない、と思っていました。

その中で週一度しか全員が集まれない状況が続き、焦りもつのっていきましたが、毎回先生の的確な指導もあり、徐々にひとつになる感覚がありました。

本番の公演ではクラスメイトが登場人物として舞台の上で生きていると強く感じました。
すこしでも皆様の記憶に刻まれていたら幸いです。

わたし自身は細かいミスがありましたが、中村役として完走できて大大満足です。

今回の公演を通じて本当に多くの方にお世話になりました。舞台を作ってくれる人がいて私たちが躍動できる。照らしてくれる人がいるから輝ける。そして見てくれる人がいるから舞台の上で生きられるのだと強く感じました。

これからはそれぞれ違う道を進み、わたしはもうプレイヤーとしての活動はしませんが、公演で学んだ人を楽しませることの基本を胸に躍動していきたいとおもいます。
2年間、わたしたちを見守り、そして指導していただき、本当にありがとうございました。

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