声優部ベーシッククラス　修了発表会　レポート

今回やらせていただいた役は、私の「今まで」に存在しないような人でした。

それもあって、どうしてこんなことをするのか、どうしてこんなことを言うのか、最初は疑問を抱いてしまいました。

でも何度も読んで、考えて、演じているうちに、少しずつ「当たり前」になっていくのを感じました。役を落とし込むってこういうことかな、役で生きるって当たり前に、自然に動きや言葉が出てくることなのかな、というのを実感できたような気がします。

また、当日とっても嬉しいことがありました。終演後、芝居を観てくれた知らない人が「よかったです」とわざわ声をかけてくれたのです。ほかにも「すっごくやな奴でした」とか言ってもらえて、自分の演技で誰かが何かを感じてくれるってすごく嬉しいことだなと感動しました。

まだまだ力不足な部分や改善したいことが多いですが、「この役をやれてよかった」と思いました。そう思えたこと自体に意味があるんじゃないかなと感じています。

1年弱、週に1回のレッスンで上手くいくことばかりでは決してありませんでしたが、全部まとめてこれからに活かしていこうと思います。

先生方、事務局の方々、お手伝いして下さった他クラスの方や先輩、観にきて下さった方々には本当に感謝しています。ありがとうございました。

日曜クラス・涌井美波

自分の演じた役は、絵に描いたような中間管理職の役で、台本を初めて頂いた時に、面白い役だなぁとは思いつつも、年齢的に2倍近い差のある自分には振られないなと思っていたんですが、振られてしまった(笑)

先生は「台詞の少ない役でごめんね。」とおっしゃられたのですが、自分的には内心「よっしゃ！」って感じでした。

役で生きる上で、難しかった事が、話の中の時間経過で彼が変わっていく様でした。

演じる上でも、観劇する上でも難しい芝居だったと思いますし、全体的にみても、まだまだな所の方が多かったと思うのですが、みんな忙しい中で、積極的に自主練に集まったりして、この芝居を出来たのはチームみんなと、演出の山本先生のお陰だったと思います。

役者としての自分の未熟さを痛感しましたが、今回の経験を活かし、精進出来る様にこれからも頑張ります！

火曜クラス・安東大宙