SAGレポート

寒い冬をHOTにする!俳優部合同中間発表会

2016.1.6

寒い冬をHOTにする!俳優部合同中間発表会

木枯らしにひときわ寒さを感じる季節。
2015年12月10日~13日、松濤アクターズギムナジウム地下1階にあるライブスペースOMEGA TOKYOにて、俳優部基礎科・本科によるHOTな中間発表会が行われました。

今回の題材は、個性的な登場人物たちが織りなすさまざまな恋を描いた恋愛牧歌劇。
難しい題材、独特な台詞回しにレッスン生たちも苦労したのではないでしょうか。

稽古はもちろんのこと大道具や衣装作りと、毎日のようにSAGに通っていた俳優部。
努力の甲斐あって、6公演全てほぼ満席。千秋楽では感極まって涙する役者も…。

舞台後、レッスン生からは「舞台上で成長していくのが分かった」という声が多くあがっており、自分たちがまだまだ成長出来ることを、身をもって実感した様子でした。

お忙しい中会場に足を運んでくださり、温かい声援をくださった多くのお客様に、心より御礼申し上げます。

レッスン生感想

俳優部本科 山時未彩

今回一番痛感したのは、相手が居てこそ自分の役が成り立つということです。その逆も然り。

今回の公演では、全員が常に舞台上に居て、本役以外にも民衆や鳥達など沢山の役割が与えられていました。そして全員がその役割を全力で果たすことによって、空間が成り立ち、本役が成り立つ。私は今まで、アンサンブルを複雑に捉えていたのかもしれません。もっと単純で、だからこそ難しいし個性が引き立つのではないでしょうか。

今年は、発見の多い中間発表で、成長と充実を常に感じることの出来た稽古期間でした。とても苦しく、とても楽しかったです。

公演も、沢山のお客様から楽しかったというお声をいただき本当に嬉しいです。お芝居を作るのは役者だけではなく、音響さん照明さん、演出さん、スタッフ作業をしてくださる方、そしてお客様とのアンサンブルだと思います。本当に楽しかったです。ありがとうございました!

俳優部本科 福島幸子

去年は自分の役で精一杯でしたが今年は本科として、基礎科を引っ張っていく必要がありました。

特に役名のない役では「どうしたらいいんだろう」という雰囲気がどこかにあって、自分から周りにアクションを起こしていかなければなりませんでした。

思えば去年はそういった役でも、周りとのアンサンブルまで気が回らず一人で頑張っていたように思います。

相手のためにアクション、台詞があることを常に念頭に置き、取り組みました。

俳優部本科 若園尚哉

今回、二年目の参加ということになりましたが去年よりも、沢山学ぶことがありました。

去年は入所一年目、右も左も分からない状態でのスタートでしたが今回は、ほんの少しだけお芝居について分かっている分、自分がどれだけ下手か、何が課題なのか、どういう風に日常から意識していくべきかを深く深く、考えさせられました。

なので、達成感よりも悔しさが山ほどつのる結果となりました…。非常に悔しいです。

ですがそのお陰でもっともっとお芝居が好きになれました。

またやりたい、また楽しみたい、という煩悩が沢山生まれてきています。(笑)

皆さん、お疲れさまでした!

俳優部本科 外薗海士

北島さんの中間発表に携わるのはこれで3回目になります。なんでしょう…今年で最後だったのですが、これまでとは全く違った色で、ものすごく刺激的な座組でした。

やっていて本当におもしろかったな…終わってもう結構たつのに終わった実感がわきません。

むしろ、まだまだ熱く行こうぜ!的な感覚?です。余計な力が抜けたからかもしれません。

今迄と違い、純粋に演技が楽しかった、まだまだ演じたくてたまらないです。だから、終わった気がしないんだろうなぁ。北島さんには本当に感謝ですね。

北島さんの作る芝居ってお洒落で熱くて、舞台上に立つだけで鳥肌が立つ。
北島さんの作りだす空間ってすげぇ、圧倒的で気づいたらもうのめり込んでいる。
ここで三年間も演じられたことを誇りに思う。
事務局の皆さん、本当にありがとうございます。
本科、基礎科のみんな、大好きだ。
北さん、ホントマジかっけぇっす。
全てに感謝。

俳優部本科 迫田瑠美

今回の中間公演は、どれだけ相手がやりやすく芝居が出来るかそればっかり考えてました。

相手があっての芝居。いっぱい考えるけど、やっぱり難しいです。

それと、今回の舞台は捌けることなくずっと出ずっぱりだったので本番を迎えてからのお客さんの目線の移り変わりにはとても新鮮に感じましたし、驚きもあったり、こうやって見てるのねって納得しました。

今回は出番でなくてもずっと舞台に出ずっぱりだったので、舞台ならではの舞台上の役者やお客さん、音と光のあの空気感を感じられて、とても幸せでした。これからも、より精進していきます。

俳優部基礎科 黒木知佳

何もかも初めてづくしの中間発表会は楽しみではありましたが、それ以上にプレッシャーと不安を感じていました。

更に、中間発表会の本番とダンスクラス・ボイスクラスの本番の時期が重なり、お恥ずかしながら精神的にも体力的にも苦しい日々が続きました。

正直な話、稽古期間のことはあまり鮮明には覚えていません。ただ目の前のことをこなすのにいっぱいいっぱいで、気づいたら本番を迎えていました。

4日間6公演、長いようでこれまたあっという間でした。あんなに逃げ出したいと思っていたのに、1公演終わる毎にまだ続けたい終わりたくないという気持ちが強くなっていました。

こんなにお芝居を好きな人達と、一つの舞台を作り上げられたことをとてもとても幸せに思います。

俳優部基礎科 加藤理恵

私にとって中間発表会は今後の目標を設定する良い機会でした。

稽古では、演じるには大きなエネルギーを要すること、自分の肉体ではその大きなエネルギーをコントロールしきれないことを痛感しました。自分の体が思い通りに動かないことに悔しさを感じ、そして今の自分にはどのような基礎練習が必要なのかを考えさせられました。

また、本科の先輩方と合同の発表会ということで、先輩方の熱意に励まされ、程よい緊張感の中で稽古ができました。

公演本番では、それぞれの回で異なったお客様の反応があり、それを受けて役者の演技も変化し、演劇の面白さや難しさを体感することができました。

改めまして、演出をしてくださった北島先生、音響・照明を担当してくれたSAG生、本当にありがとうございました。
俳優部のみんな、お疲れ様でした。

一覧に戻る

Copyright©2003-2016 LEOPARD STEEL附属俳優・声優養成所 松濤アクターズギムナジウム All rights reserved.