音楽劇レポート「華麗なる大満足会・・・!?」
2015.7.8
6/9(土)。SAGの地下1階にあるライブスペースOMEGA TOKYOにて、俳優部本科のカリキュラムである音楽劇が行われました。そのタイトルはズバリ「華麗なる大満足会」!!
今まで俳優部はこの時期、LIVEパフォーマンスという形で公演を打っていましたが、今期より【音楽劇】というスタイルに変更。
俳優部が一番本領を発揮できるシェイクスピアの舞台演劇と、俳優部が一番苦手!?な歌・ダンスをMIXした新しい取り組み。
全6回のレッスンで仕上げました。
俳優という職業は、様々な能力を求められます。
演技力はあって当たり前、パワーがあって当たり前、それに加えて歌とダンスのスキルがあったら、オファーがくる仕事の幅も広がるでしょう。少ない回数でどれだけ仕上げられるのか・・どれだけお客様に楽しんでいただけるか。
みんなの能力を試してみたいという思いから誕生したこのカリキュラム。みんなはいかがでしたでしょうか。
感想を聞いてみました。
レッスン生感想
髙宮 隼人
今回の音楽劇は本番まで限られた時間しかありませんでしたが、演出をして下さった北島先生から「自分達が楽しむことを優先する」という言葉のおかげで必要以上に気負いすることなく本番を迎えられました。
公演を終えて、演者が舞台を楽しまなければ見に来てくれた人を楽しませることは出来ないということの意味を改めて考える良いきっかけになったと思います。
中間発表や修了公演のように何ヶ月も時間をかけて行う舞台とは異なり、短い稽古期間だからこそ成長出来ることや気付けることもあると思います。
来年以降も俳優部の行事として末長く続いてくれると嬉しいです。
山時 未彩
俳優部講師の北島さんは今回の音楽劇に関して、「全力で自己満足をしろ。それは一種のパフォーマンスになる」とおっしゃっていました。
深すぎる事は考えず、とにかく全力で思うように見て聞いて喋って動いて…楽しそうに思えますが私にとってはかなり難しいことでした。
結局本番もいまいち自分の中の自己満足できるパフォーマンスが定まらず、個人的には煮え切らない結果となってしまいました。
まずは役者自身が舞台上で全力で楽しむというのは、芝居をするにあたって必要大前提のものです。
私にはそれが欠けていると今回改めて思いました。本番自体は悔しい結果となりましたが、今回の公演を通して学んだことに関しては大変満足しています。ありがとうございました!
外薗海士
『シェイクスピア+ミュージカル』
最初聞いたときは吃驚仰天、ダンスも自分達で考え、計6回の稽古で本番…
無謀だな…と思ったのを覚えています。
でも流石の北島善紀さん。
見事、毎度の叱咤激励で俳優部本科の士気をガンガン上げ俳優部史上最高のライブだったと確信しています。
しかも今回の題材がなんど『リチャード三世』
今まで喜劇ばかりだった俳優部にとってこれも初の試みでした。
とにかくこれまでにないほどパワーを使い、喋り、動きました。
自分の現時点での限界を少し超えれたのかな…と思います。
稽古が少なく、自主稽古をとにかく重ね、みんなでより良いものにするべく案を持ち寄り、時にぶつかり…きつかったけど楽しかった。
本当に俳優部は『死ぬほど』きついけど『死ぬほど』最高です!!
事務局の皆様、俳優部のみんな、お手伝いしてくれた方、北島善紀さん…
本当に、本当にありがとうございます。
久保 智明
去年のライブとは全然雰囲気が違ったので面白かったです。
去年も楽しかったし、人前で歌うことの難しさも感じたのですが、今年は、少しですが、芝居?台詞が言えたのが嬉しかったです。
芝居のなかで歌うことが、思っていた以上に難しかったです。
元々歌うのは好きで得意なので、歌だけなら大丈夫だろと思っていたら…
芝居が入ると、カラオケみたいな感覚で歌うと全然だめで。本番、音外しました。
今回は簡単なダンスもやりました。
ものすごく簡単な振り付けだったそうですが、運動音痴な私は十分四苦八苦しました。
でも、練習して少しずつ踊れるようになると楽しかったです。
今回の音楽劇、私にとっては得手不得手両方を使って劇をやる、という感じだったので、とてもやりがいがありました。
本橋 歩美
今年度からカリキュラムに組み込まれた音楽劇ですが、そのレッスン回数の少なさと、歌とダンスへの苦手意識から、ずっと不安と焦りを感じていました。
歌とダンスについては去年から課題だったにもかかわらずそれを克服出来ていないことに反省し、必死で練習しました。
講師の北島さんの演出効果もあり本番までになんとか音楽劇らしい形にはなったものの、本番で色々とミスをするという相変わらずのヘタレぶりで、課題が多く残る舞台でした。
今回は役者の自己満足会ということでしたが、あまり満足は出来なかったなと感じていました。
しかしお客さんに楽しかったと言っていただけて、その言葉に救われました。
やはり見ている人に楽しんでもらえてこそ、役者も満足できるのだと改めて実感できました。
迫田 瑠美
どうも!
俳優部 本科の迫田瑠美です!
音楽劇…今思うと、突然始まったかと思えばパッと終わってしまう。
まるで懐中電灯を点けては消すような勢いで終わっちゃいました。
あーもっともっと突き詰めたかったー!
ダンスもまだまだぎこちないし、芝居ももっともっと向上したかったしで不完全燃焼です、と思う半分今の最高を出し切って最高に楽しんだので満足です。
その楽しさがお客さんに伝わって清々しく思って頂ければ、大満足です!
それと、音楽劇を通してやっぱ芝居が楽しいから役者やってるんだなって素直に単純に再確認しました。
佐藤 春菜
音楽劇は初めてだったのと6回しかレッスンの時間がなくて不安でした。
それでも皆で自主練習をしてなんとか形にはなったかな、なってたらいいなと思います。
今でもああしたら良かったこうすれば良かったと思うこともあるけれど、それを次で活かせるようにしたいです。
ダンスと歌はもう少し上手にできるようになりたいです。本番はとにかく楽しく、自己満足でもいいから楽しくやりました。
見に来てくれた友人も楽しかったと言ってくれてほっとしています。音楽劇楽しかったです。
山木 航太
音楽劇という初めての試みで戸惑うところはありましたが、無事に本番を終えることができてよかったです。
稽古回数も6回と少なく、不安の大きいものでしたが北さんの演出のおかげでお客様に楽しんでいただける作品ができたのではないかと思います。
ザ・ライブ壮大なる大満足会
自分自身満足し、そしてお客様も楽しんでいたようなのでよかったてす!
演出の北島さん、事務局の皆さん、音響照明その他手伝って下さった方々
見に来てくださった方々に感謝です、ありがとうございました!
若園 尚哉
今回の音楽劇は、今年から始まった新しい試みと言うことで最初、どういう舞台になるのかは、まったく分かりませんでした。
ですが、リチャード三世を今回の戯曲に指定され本読みを進め、音楽を選んでいき、ダンスを練習していく内に、どういう舞台になるのかというのが明確になっていき、その新しい感じが凄い楽しかったです。
北島さん演出のシェイクスピアは、俳優部の中間発表の十八番なので、演出の方法とか世界観とかがイメージ出来るのですが、今回の音楽劇は中間発表とは一味違った演出や空気感で稽古する事が出来たので、良い経験になりました。
福島 幸子
今年初めての取り組みということで、一体どうなることかと当初は不安でした。
何しろ、ただでさえ芝居だってまともに出来ないのに、ダンスも出来ない、歌も上手くない、それでいて本番まで1ヶ月、稽古は6回。もう、笑うしかなくて。
「私たちの自己満足に付き合っていただく」という方針を聞いて、だいぶ救われました。
ただ、ただ、楽しく!今自分が出来る最大の力をぶつけることが出来たのではないかと思います。
一方で、自分の中で山積みだった課題が、更に堆くなりました。
表現の幅を広げるためにも、これから音楽に触れる機会を増やしていこうと思っています。
この音楽劇に関わってくださった全ての皆様に、感謝しています。
最後に。
お客様を楽しませるには、まずは自分たちが楽しむこと!精一杯出して伝えること!
自己満足からの満足感染が目標!!
シェイクスピアの作品を割愛してところどころ入れこむというものだった故に、「ストーリーがなんだかよくわからなかったけど、面白かった!なんだか感動した」
そんな意見をお客様から聞けました。うーーん!狙い通り。
自分たちが楽しんで、それを見てお客様が笑顔になる。
今までやってきた芝居とは少し異なるスタンスで取り組んだ今回の芝居は、成功だったと思います!
・・・ってこの総評も自己満足なのかなぁ!?お疲れ様でした。
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