SAGレポート

声優部週3日コース基礎科修了発表会

2015.4.4

声優部週3日コース基礎科修了発表会

3月20日(土)・3月21日(日)に声優部週3日コース基礎科の修了発表会が行われました。
朝・昼クラスは3年前に同じ基礎科修了発表会で上演した演目の再演を。
夜クラスは人数の関係で朝・昼とは別の演目にしての上演でした。

演出は毎年全てのクラスを岡本牧子先生にお願いしています。
朝から晩まで稽古づくしの期間は大変だろうと思いますが、いつも何とか形にしてくださいます。

本番を終えたレッスン生たちから感想をもらいました。
初めて本格的な舞台に立つという人も多かったことでしょう。
ここで経験したことを来年度に繋げていってほしいと思います!

朝・昼クラス感想

渡邉穂香

まるで夢のような時間でした。
見に来てくれた同じ夢を志す友人に、「頑張ったんだね、みんな。私も負けてられないから、最後まで頑張るよ」と言われました。
夢を諦めようと思っていたけど、私たちの公演を見てそう思ったと言ってくれました。その言葉が何より一番嬉しかったです。

自分自身の拙いところ、足りないところ、未熟さを痛感し、自分のやっていることが間違っているんじゃないかと悩んだことがありました。
それでも、友人からのこの言葉で、本当に救われました。
自分のやりたかったことはこれだ、と思えたからです。

そう思えたのも、この舞台に立てたから。本当にたくさんの人に支えられ、仲間に支えられたからこそ、そして見に来てくださるお客様がいたからこそ、出来たんだ!と思います。感謝でいっぱいです。本当にありがとうございます。
まだまだ夢を諦めたくない!もっともっと成長して行きたい!と自分の気持ちを再確認できた公演でした。

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岡部衿佳

この作品で私は役と向き合うということを改めて教わりました。
私が演じた役は夫と25年間連れ添った夫婦という設定だったのですが、この25年間という長い夫婦生活で得たものや感じたことを考え、表現することがとても難しく最後まで悩んだところでもありました。
自分自身、発表会での演技では満足しきれていません。もっと出来たこともあっただろうし…と考えることもありますが、観に来てくださったお客様に「岡部の役に泣かされた!」「本当に役と同化出来ていて感動した!」と言っていただけたのがとても嬉しく、自信にも繋がりました。

そして基礎科の発表会では舞台裏のスタッフも全て自分たちで行います。
今回の発表会でスタッフとして走り回り、裏で起こっている様々なアクシデントにも自分達で対処する。
裏方の気持ちも知ることができたこの発表会、私にとってとても大きなものとなりました。

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川名夏未

今回の公演で満足いく演技は一度たりとも出来ませんでした。
何かしら、あれが出来なかった。これはこうした方が良かったんじゃないか、と思うことばかりでした。

でも不思議なのですが、今、スッキリとした気持ちです。
それは、確かに私自身が努力したという、役に対して今の私なりに向き合えたという自負があるから、楽しかった、という揺るぎ無い思いがあるからだと思います。
一つの作品にこれだけの時間を費やしたのは、私の人生初でした。
この経験は、私を更に勇気づける、頑張らせる為の良い起爆剤になると信じています。
色々ありました。抱いた憤り怒りも辛さも、今は何もありません。

ただただ、全てに、講師の方、共演させて頂いた方々、事務局の方々、スタッフとしてお手伝いして下さった方々、家族の支え、観に来て下さった方々、クラスの皆に感謝、感謝、感謝です。

ありがとうございました!
私は成長し続けます。

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田中眞帆

最初は台本をもらって、役が決まりじっくりと読み合わせをして立ち稽古というように進んで、舞台の経験がない私にとっては舞台がどのようにして出来ていくのかを学べてとてもよかったです。

小屋入りにして、ゲネプロが終わりついに本番。
通しのレッスンのときは、1時間がとても長いと思っていました。でもゲネプロ・本番はあっという間に過ぎて時間がたつのがとても早いと感じました。これが練習と本番の違いだなと思いました。
また、ゲネプロのときは失敗しなかったのに本番で台詞を間違えたりしてしまったことがとても悔しいです。

今回の経験を活かして、来年は失敗せずもっと頑張りたいと思います!

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夜クラス

林田雄貴

約3ヶ月、長いようで短い3ヶ月でした。
特に小屋入りしてから本番までの約1週間という時間は密度の高い時間でした。
役者としては、体や顔に力が入りすぎないよう気をつけながら自分の癖と向き合った3ヶ月でした。

力を抜くからこそ生まれてくる発想を大切にしながら役作りをする。
その感覚が掴めたのが収穫でした。

役者としてだけではなく、今回は音響を担当させていただきました。
そのプレッシャーは物凄いものがありました。相手の芝居を楽しみながら音響は、とてもじゃありませんが出来ませんでした。笑
常に冷静になってタイミングを伺いながら音のキッカケを待つ。芝居にのめり込みすぎない事が大事なんだなと実感しました。

自分の出番ではない所でも、1人の人間としてお芝居に貢献できた事を誇りに思っています。
やはり1人では何も出来ないなと、身をもって実感しました。
この経験を次に生かし、さらに向上していきたいと思いました。

この発表会に携わった全ての皆様に感謝の気持ちを込めて。
ありがとうございました。

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野添楓

あっという間の3カ月間でした。
今回自分と正反対な人物をやらせていただきましたが、楽しんでやれました。
人物の行動や考え方、性格考えれば考えるほど私と違う所も多かったけど、似ている部分も少なからずあり最終形的に演じるときはわくわくしながらやっていました。

一番心に残ってることは、チームで一つの劇をつくりあげたことです。
言葉の掛け合いや雰囲気など一人ではなくチームで一つの作品を作っているんだと実感した公演になりました。

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内田孝一

修了発表会は、僕にとてつもない刺激と苦悩と感動を与えてくれた。

僕は半年クラスを一年(二回)、週一クラスを一年やった上で週三クラスに移動した。
半年クラスに発表会はなく、週一クラスの一年目は中間と修了と二回発表会はあるものの披露するのは一回だけ。

やってきたからこそ分かるモノがある。
半年クラスや週一クラスが悪いというわけではない。限られた時間でしか出来ない人もいるし、そんな中でも本気な人を僕は何人も知っている。
それでもやはり週三は、とりわけ修了発表会は濃度が違う。緊張感が違う。
脳を使う。より真剣になる。本気になる。ケンカもする。新しいシナプスが生まれる。

悲しいこともある。
本気になると、本気じゃない人が分かってしまう。本気になるのには人によって時間がかかるのは理解しているが、それでもやはり悲しい。
一年間過ごしてきた仲間だからこそ、怒りよりも悲しみが先行する。
修了発表会はそれが如実に見えた。

本科では、修了発表会の練習期間での本気モード以上で常に過ごそうと心に決めている。
本気は大変だし、辛いし、悩みも多いけど、だからこそ楽しいし、成長できる。

修了発表会は、僕にそれを教えてくれた。

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中山奈保

最初役が決まったとき、嬉しさよりも不安が少し大きかったです。
それは最初に台本をいただいたとき、役が自分ととてもかけ離れた存在だと思ったからです。
新しい自分に挑戦出来る役だと思いました。声を出して「笑う」シーンや最後1人になり「泣く」シーンもありました。
それまでの感情が積み重ならないと出来なくて、でも今嘘じゃない、って思えた瞬間を感じられて、演じることが楽しいと心からはじめて思いました。

岡本先生、ゲネプロからどんどん落ちていた私たちを千秋楽の朝まで見捨てずご指導して下さり、本当に有難う御座いました。
一年を通し、頭の中で必死に台本を追っていた最初の頃よりは成長を実感しますが、今回の発表会で出来なかったことが来期の私の課題です。

本科でも頑張ります!

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