漫才ライブレポート
2013.6.8
5月21日声優部本科による漫才ライブが行われました。
漫才の稽古が始まってから本科生はネタ帳を持ち歩き、ボケと突っ込み、オチを考える日々。
相方とコンビネーションを組んでお客様を笑わせる。もちろん台本もオリジナルです。自分の引出しを最大限ひっくり返して作ったネタ。ライブ当日にはどのように届いたのでしょうか。感想を聞いてみました。
レッスン生感想
迫田 恵介
『とにかく会話をしろ!』それが漫才での課題で、芝居の原点を今回改めて認識しました。
初めは、2年目の本科生として最初に作り上げるものが漫才かという不安もありましたが、ネタ作りや稽古をしていく内に、お客さんの反応が強く表れる漫才がいかに精密なものでなければならないか、間の0.1秒も違えない緊迫したものかを痛感しました。
実際、顔の向きひとつ変えただけでも反応が違ったりとしました。
そして、漫才の舞台に立つ人間がいかにパフォーマーでなければいけないかを心から感じました。
自分自身を振り返ってみると、最後の最後までネタもパッとせずに低い評価を受けて、発表順も期待されるような位置ではありませんでした。
それでも、たくさんのお客さんに笑って頂き、喜んでもらえたのが何よりのご馳走でした。中には、迫田のトコが一番面白かったという声も頂き、本当に感無量です。チョコレート定規というコンビで漫才ができて、とても幸せでした。
『我がチョコレート定規に一片の悔いなし!』
石橋由紀恵
声優部本科のカリキュラムで「えっ?漫才?発表会?」と驚いた事は今も鮮明に覚えています。それでも講師の竹内先生から漫才は相方を信じる事がとても大切でそれは演技でも同じ事、というお話を聞き漫才に対するやる気がメラメラと燃え上がりました。
がしかし、漫才の全てが初めて。ネタ作りはもちろんの事、相方を決める所からスタートしました。私の相方は同じクラスになったばかりのクラスメイト。お互いに自己紹介をし、相手を理解する事から始まりました。そして肝心のネタ作り。いくつかネタ作りをしましたが、ビックリするぐらい良いアイディアが生まれない。初めて作ったものなんて内容が薄っぺらで酷すぎて思い出したくないくらいです。
それでも相方と何度も案を出し合い、つまった時は2人でフリートークをしながら話を広げ、何とか本番用の形あるネタを作り上げました。
そして迎えた本番。一生懸命作ったネタで笑いを取れた瞬間、何とも言えない快感を感じました。嬉しくて嬉しくて。ああ、漫才って楽しいな頑張って良かったとそう思いました。それはきっと、たくさん一緒に練習した相方を信じる事が出来たからだと思います。
もちろんライブを通し自分の欠点、課題もたくさん出ました。一つ一つ改善しさらに自分を成長させて行きたいと思います。
高橋彩香
漫才…難しかったです。
ネタ作りから苦労してしまいました。なかなか良いものが思い付かなかったり、これなら!と思ってもやっていく内に段々不安になりボツにしてしまったり…
また実際にネタとしてやってみるのもとても難しかったです。
全く同じ台詞でも言い方や間によってうけたりうけなかったりもするんですね。
講師の方が「演劇と漫才は一緒だ」とおっしゃられていましたが、まさしくその通りだと思いました。
相手との掛け合いや間の取り方等、演劇でも大事なことが、漫才にもありました。
発表会当日、不安と緊張でいっぱいいっぱいでしたが、たくさんの方が見に来て下さり、そして自分たちのネタに笑って下さる度にすごく嬉しく思いました。お客様に笑って頂ける、って幸せなことだなと思いました。
古澤雅敏
殆ど毎日松濤に通って、相方の佐藤君と打ち合わせやネタ合わせをしていた気がします。
その度、終わる頃にはお互い朦朧とした状態になっていた気がします。
毎回佐藤君が提案するキレのあるボケに対して、主に叫んだり跳ねたりして突っ込んでいた気がします。色んな方々から、「古澤が元気そうで何よりである」といったコメントを戴いた気がします。
多分、トリじゃなくても酷く緊張していたと思います。また、トチっていたとも思います。
しかし、それ以上に得たものは多かったと思います。
トチるとすぐ凹む癖を極力抑えること、滑舌への気の使い様、テンポを損ねないように相手の話を聞くこと、何より、『笑い』という形で努力が報われたこと、その喜びがありました。少し自分の性格が明るくなった気がします。
佐藤君を始め、竹内先生、その他多くの方々に感謝です。
漫才指導の竹内幸輔先生、当日暖かく笑っていたお客様へ
誠にありがとうございました。今後とも声優部本科の活躍にご期待下さい!
TEL:03-5310-3535 FAX:03-5310-3838
MAIL:sag@actorschool.jp
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