SAGレポート

俳優部基礎科公演レポート

2013.3.29

俳優部基礎科公演レポート

3月2日(土)、3日(日)の2日間、俳優部基礎科の修了公演『夜の来訪者』が上演されました。

入所して約半年で1度舞台を経験しているSAGの俳優部。

ですが、今回の修了公演はお客様からチケット代1,000円をいただく舞台です。ご来場いただいたお客様に、【1,000円の価値がある舞台だ】と、認めていただくことも1つの大事な目標として挑みました。

実際のお客様の声は、アンケートによって俳優部の本人たちは見ています。
見てくれた方の声がすべてです。厳しいことも書かれていました。けれど、それは俳優部の基礎科たちがレベルアップするために必要な貴重な声。

来期、本科としてレッスンしていく者、SAGはいったん去る者様々ですが、必ず本人たちの力になります。

ご来場いただきありがとうございました。これからもどんどん厳しい意見で、叩いてやってください!!

レッスン生感想

平野尚

発声やセリフ力はもちろん相手の表情や気持ちを感じることもまだまだ全然できていなかったです。
曲や明かりを感じたりもまだまだ足りなかったです。
この公演を通じて相手との交流がどれだけできてなかったかがわかりました。
もっと精進していきたいと思います。

河合隆汰

修了公演の題材、夜の来訪者を俳優部で演じるにあたって最も大切に思ったのは、相手役との会話でした。
当たり前と思えるこの事がいかに難しいことなのかを、夜の来訪者を通じて痛感しました。
戯曲はミステリーですから、相手との微妙な距離感を常に感じていなければ、お話が成立しません。

が、やはり稽古を重ねていくうちに先に起こる事柄を見越しながら演じてしまうことが多くなり、結果舞台の上で何が起こっているのか、観ている側がわかりにくくなることがありました。
この点を改善するために皆で話し合う時間をかなりとりました。

今回においては皆、自分の役について考えるより、舞台全体のこと、自分が会話する相手のこと考える時間が多かったように思います。

芝居はキャスト全員で作っていくものという事を強く感じました。

大野亮

演劇を始めてからわずか一年、人の幸福は人と人との間にあるのだと教えてもらいました。私は仲間に恵まれました。
お世話になった皆様への感謝と尊敬の思い、そして、未来への不安で胸がいっぱいです。

徳田愛利

ミステリーには当然謎解きがあります。
今回の「夜の来訪者」は、その謎解きの部分が主となっている話です。

謎が解けていくにつれて壊れていくもの、出来上がっていくもの、それぞれの動機、それぞれの視点の変わり方、何一つ疎かに出来ず、とても集中力のいる台本でした。

役との年齢差や考え方の違いにも悩まされました。
自分の倍以上の歳で、差別することが当たり前で生きてきた人間。
これはもう、自分の頭の中をリセットしなければこの役は出来ないと思い、アンケートに「あの母親気にくわない」と書いて頂く事を目標に演じきりました。

公演では、集中力がたらず自分の至らなさを思いしる事になりましたが、この経験を無駄にせず、今後にいかしていきたいと思います。

上蓑佳代

初めて脚本を読んだとき、めちゃくちゃ面白いぞこれは!と思いました。
同時に面白くするのは難しいだろうなと思いました。そして実際予想以上に大変でした。
考えて試して話し合ってまた試して話して試して…そのうち色々分かるようになってきました。
それを十分表現できたかというと悔しい所だらけですが、全力で取り組めました。

夜の来訪者を演じられて本当によかった!

関わって下さったすべての方、ご来場下さった方々、本当にありがとうございました!

石井竜太郎

今回修了公演は苦しくて怖かったです。
でも芝居はそういう物だとも思いますし、その先に楽しさがあって、やはり自分は芝居が、舞台が好きなんだと改めて感じました。

今回初めて演出家さんと芝居を作らせていただきましたが、気付く事、学ぶ事が多く山下さんと芝居を作れた事はとても良い経験になりました。また、その中で今まで北さんに言われてきた事について改めて感じる、気づくことが多かったです。

公演が終わり、課題が具体的にはっきりしてきました。
そういう意味でも今回は自分にとってとても良い経験になりました。
芝居がしたいです。

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