SAGレポート

俳優部中間発表会

2012.1.23


12月9日、10日、11日に俳優部中間発表会が行われました。

1年生の基礎科、2年生の本科が合同で行う形をとり、SAGではおなじみの古典喜劇を上演致しました。

SAG俳優部では台詞によって物語を進める、台詞劇という題材を公演に選びます。

台詞で伝える芝居をする。
イメージで芝居をしない。

明確に役や演技を想像出来ていないそんなとき、
確実にその世界が想像できていないそんなとき、
想像が曖昧だからこそイメージで演じてしまう。雰囲気で芝居をしてしまう
ということが起こりがちです。

まず明確に想像する。その想像を台詞にのせる。
演技の基礎の基礎!しかしこれが非常に難しい!
生徒達はどれだけやりきれたのでしょう。感想を聞いてみました。

生徒感想

俳優部基礎科 小松佑大
中間のDVDで自分を見てみるわけです。一番ダメだった公演を。そこに映っているのは、身体のたるんだ瞬発力のない、面白味のない小松佑大です。
まっすぐ立ち、聞いて見てしゃべる。よく北さん(北島先生)に「しゃべりゃあいい」と言われますがホントにその通りです。そのためには普段からトレーニングを欠かしてはいけない。独りよがりになってはいけない。つまらないままではいけない。落ち込んでいる場合ではない。
北さんが舞台上でしゃべった瞬間に空気が引き締まる。聞く側も思わず集中してしまう。なんだこの感覚は?役者ってすげぇ!そう思うばかりです。
先は長い。やることいっぱい。見ることいっぱい。立派な役者になれるか恐くて仕方がないですが、やるしかないわけです。恐怖があれば強くなれる!
俳優部本科 高橋茜
今回の中間発表では自分の詰めの甘さを痛感しました。
不安を消化しきれないまま本番の日を迎え、緊張してばかりで稽古の時のように楽しむこともあまりできませんでした。全公演が終わってから気付いたことも沢山あって、本番前の段階でそこまでできなかったことに悔しさを感じます。
そんな中間発表でしたが自分の成長を感じた所もポツポツとありました。特に今回の発表を通して長台詞を楽しいと思えるようになれたことはひっそり嬉しく思います。
次回3月の発表会では1回1回の公演をもっと大事にして、見に来て下さる方々にもーっと楽しんでもらって、自分でももーーっと楽しめるように頑張ります。

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