15期俳優部中間発表レポート
今年の松濤アクターズギムナジウム、俳優部中間発表会は松濤祭にあわせて行われました。
そのせいか、例年とは少し異なった客層の方々に見ていただきました。
やはりお芝居は見ていただいて「なんぼ」の物です。
一人でも多くのお客様に観劇いただき叱咤激励をいただきたく思います。
お忙しい中、会場に足を運んでいただきました多くのお客様に心より御礼申し上げます。
生徒レポート
川上慶子
稽古途中、「どうなるのかしら?この舞台…。どうしたらいいのかしらん?」とずんぐり落ち込む日々を過ごし、それでも北さんの演出は素晴らしく、その演出をこなせない自分の体の不甲斐なさに、うんざりしました。しかしお客様の反応は私が望んでいたことに近く、神様はだれも見捨てないし、自分も自分を見捨てたりしないのだなと、実感でき、有難い経験となりました。
金田美穂子
今回、改めて感じたことは「舞台ってたのしい!」
表で活躍する人、裏で活躍する人。沢山の人と協力して一つの作品を作る。そうそう経験できることではないと思います。
良いものを作る為には仲間との絆、信頼関係そして喧嘩することの大切を知りました。
関係者全員が一丸となって、息を合わせて作りあげるのってなんて楽しいんだろ!
もっと時間を有効に使えたんじゃないかと反省はありますが、今回のことを活かして次回はもっともっと素晴らしい作品を作りたいと思います!
大高由希
練習をする度に色んな事が悔しくて悲しくて憎らしくて沢山泣きました。泣く事で私は私自身から逃げていたのかもしれません。
でも舞台には言葉のやりとりがあって私が失敗したらフォローをしてくれる仲間がいて、いつまでも逃げていてはいけないと思いました。
本番は無我夢中だったけど最高に楽しかったです。
岩原陽平
本格的な練習が始まったのは本番3週間前でした。本番が近くなるにつれ、本当に人に見せれるのか不安にもなりました。そのくらい危機迫るものを感じました。でも、講師の北島先生の熱の篭った指導と俳優部14人の頑張りで無事に発表することが出来ました。
シェイクスピアの作品はは初めてなので、普段使わない言葉に戸惑いました。今回『十二夜』の船長と『マクベス』のマクベスをやらせてもらいました。やりたかったマクベスが出来て嬉しかったですが、内心では長台詞や舞台の最後の作品なのでちゃんとつとまるか不安でした。でもそこは、北島先生の指導と共演した仲間達で素晴らしいものになったと思います。
今回の中間発表会は舞台の難しさそして楽しさを再認識できました。
岡上奈央
「俳優部中間発表を終えて」
初めて本読みからゲネプロまで参加して、中間発表に臨みました。
今までこんな経験をした事が無かったので、如何に一つの舞台を作り上げる事が難しいか、身を持って体験出来ました。
何より、全員で力を合わせて形にした物を人に見て貰える事が嬉しかったし、楽しかったです。
自分の足りない部分や努力すべき点もぼんやりとですが見えて、とても勉強になりました。
今回学んだ事を、これからのレッスンや終了公演に生かしたいです。
中陳友梨佳
何もかもが初めての舞台…。
大勢の前での芝居は勿論の事、照明や音響…1つの舞台を作り上げるのに役者だけでなく、いろんな方々のおかげで成り立っていて、とても凄い楽しいものだと感じられました。
一生懸命やった後で、残るものは本当にただ“楽しかった”です。
まだ色々苦難が多いですが、この中間発表の経験を次の終了公演に向けて、繋げていきたいと思います。
皆様、お疲れ様でした!!
五明和真
俳優部中間発表を終えて感じた事は、楽しいだけで終わってしまった事が大きいです。
稽古は楽しいし、本番はもっと楽しかった。しかし観客に投げ掛けるものはあっただろうか?
少なくとも私は無かったと思う、たぶん。
楽しめる事は大事だが、楽しむだけでは駄目だ。
ただ、人前に出る機会が無く悶々としていた俳優部には良い機会になりました。
各々、反省、欠点が見つけられ、今回の事を糧にし新たな目標に歩きだせると思います。ありがとうございました。
平島こはる
なかなか気持ちを読み取れず、とても遠くに感じていたシェイクスピアの作品。
それが、大きく声を出して単語の意味を考えながら読んでみたとたん一変。
胸がぐわっと熱くなり、想いが溢れてきた時の高揚感、気持ち良さは忘れられません。
そして観てくださる人がいる中で演じた気持ち良さとジレンマを忘れずにいたいです。
もっともっと前へ進みたい!と感じられた舞台でした。
田上陽子
松濤祭第1回の中での発表会であり、稽古期間も短く、ドタバタとあっという間に終わってしまった気がします。
その内どうにかなるだろうと思っていた欠点がどうにもならなくて、このままではこれ以上、前に進めないと痛感しました。
現状を再確認出来てよかったと思います。
しかし、やはり舞台は特別な場所。
また立つために精進します。
山城明恵
初めての発表会はとても緊張しました。
特に2日目は友人が観に来ていたこともあって始めは体がガチガチになっていましたが、そのうち
自分のペースを取り戻しなんとかお芝居を続けられました。
と言っても思い返せば反省点だらけですが、貴重な経験ができたと思います。
養成所に通って半年が過ぎ、初めての挑戦となった発表会で苦しい時もありましたが、その時間も充実したことは確かです。
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