プロデビュー

アニメオーディション/SAG在校生の挑戦!

2010年1月某日、SAG在校生がアニメーションのオーディションに挑みました!
スタジオで行われるオーディション、一番の強敵は自分自身です。

「緊張」

この言葉の意味を、まさに肌で感じる瞬間です。
普段、稽古場でどんなにうまくできていても、この場所で力を発揮できなくてはまったく意味がありません。初めて入るブース、ヘッドホンから聞こえてくる演出家の指示。
求められる演技のクオリティ。全てに意識を張り巡らし、対応しなければなりません。

全てのSAGの生徒に一言。
「まだ学生だから」この言葉を逃げ道に使わないでください。
SAGに在学できる2年間なんて、本当にあっと言う間です。日頃から表現者であるという意識を常に高く持ち、1日もはやく、多くの人を楽しませることのできる役者になってください。

SAG生の挑戦はまだまだ続きます!

【感想】

声優部本科 森田大樹

森田大樹今回、マイク前に立ってのオーディションは初めてだったのでとても緊張しました。
当日スタジオで原稿を渡され、短い時間でいかに台本の文章を自分の台詞に出来るか、とにかく必死でした。
そしてマイク前に立ち一人きりの部屋で台本を持つ。
とにかく喉が閉まらないように、自分のイメージした通りに喋る事だけ考えました。
実際、良い緊張感をもって出来た気がします。

声優部基礎科 山田翼

山田翼「こんなんでいいの?」
それが正直な感想です。だって何もしてないんだもん。普通に喋っただけ。

そう、普通に喋っただけ。

普通に喋ることがどれだけ大切か。音響監督さんの指示のお陰で分かりました。
今の自分はやるべきことをやらず、抜くべきことをやりすぎる。足し算も引き算もできないのです。子どもか!!
オーディションのチャンスをくださった事務局ならびに関係者の皆様、本当にありがとうございました。
大人になります。

声優部本科 小林悠希

小林悠希正直すごく自己嫌悪に陥りました。
ですが夜になって色々考えた結果、自分にはこの決定的な自己嫌悪が必要だったのではないかと思いました。
出来ないなら出来るまでがむしゃらに努力すればいい。
そんな単純なことがどうして自分に出来ないのか。
頑張ってるのに出来ないなんて言葉は、それこそ死ぬ気でやった上で発することですよね。
頭では分かってましたが、所詮頭でしか分かってなかったようです。

そういう意味で、自分にとってこのオーディションはとても大きな意味を持ちました。
ですが同時に、チャンスであるオーディションにその意味を持たせてしまった自分がすごく恥ずかしく思います。

声優部週1日コース 中野真希

中野真希まず初めに、緊張しました!そしてマイク前に立つともう、それまで考えていたプランや感覚がめちゃくちゃに崩れ、『こんなにも違うものか!』と衝撃を受けました。
おまけにマイク、キューランプ、ディレクターさんの指示等々気にすることが山ほどあって…
稽古場で作ったを100%出せる環境ではないのだということを身を持って実感しました。基礎を初め、日々やっていることって本当に大事ですね…

あっという間のオーディションでしたが、現場でも使い物になる芝居をするにはまだまだ足りないものが沢山ありました。
それを目の前に示してくれる機会でもあり、これからのこともより具体的に想像出来る機会でもあり、できない自分に地団駄を踏む機会でもありました。

このような経験を出来たことをありがたく思います。ありがとうございました!そして、この悔しさを胸にもっとうまくなって、仕事を取りたいです。

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