プロデビュー

芸能プロダクション「キャンパスシネマ」で活躍中の先輩たち

芸能プロダクション「キャンパスシネマ」に今年4月から所属となった3人の先輩たち。早くも所属してから5ヶ月が過ぎ去ろうとしています。

養成所とは違う世界。
本当に立ちたかった世界に、ようやく足を踏み入れた先輩の声を聞いてみました。

所属レポ

長谷部 直人

合格と聞いて喜びもありましたが、驚きが大きかったです。まさか自分が合格するとは思ってもみませんでした。今まで何度もオーディションを受けてみて、意外にも審査員と話が弾むと落ちてしまうという経験が多かったので、今回もそうなんじゃないかと思っていましたが、無事合格する事ができ、嬉しく思います。しかし、所属するという事はスタートラインに立ったに過ぎません。これからは事務所の看板を背負って仕事をするのですから、より責任をもって芝居に取り組み、精進していきたいです。

早乙女 裕子

『続けることも才能』
SAGでお世話になった先生が言っていた言葉です。
今回キャンパスシネマさんから合格を頂いた後、契約にあたり社長とゆっくりお話をさせて頂く機会があり、事務所の方向性・年齢的に仕事の幅が狭まるという現状を聞き、質問にも1つ1つ丁寧に返答頂きました。
そして
『続けることが大切。30歳で辞めるなら今辞めた方がいい』
2年前と同じような言葉を頂き、初心にかえることが出来ました。
このオーディションは私にとって新しいスタートになりました。
頂いたチャンスを無駄にせず、気持ちも新たに学んで行きたいと思います。

藤原亜也子

●現場に行くようになって感じたこと
現場にいくようになって感じるのは、人と人との繋がりと、ある日誰かが言っていた『今、SAGでやっていることは蜘蛛の巣の横糸を張っているようなもの。いつか縦糸が張られる時が来る。その時にすべてが繋がっていく』という言葉です。
SAGでやった演技、滑舌、発声、朗読、ダンス、殺陣、日舞、歌、シアターゲームもすべてがどこかで繋がっている。
それを様々な場面で実感する時が出てきました。
これからも【繋がった!】って思う瞬間や、様々な人や出来事との出会いを楽しみに、さらに成長していきたいと思います。

●SAGの思い出
一番ココロに残っているのは卒業公演です。
稽古では楽器を弾きながらのミュージカルということで、芝居、歌、ダンス、演奏とそれぞれ壁にぶちあたりつつ体当たりの日々が続きました。

そんな中迎えた本番。もう頭のなかは無我夢中で真っ白でした。

最後の舞台の幕がおりた後、袖にはけ、皆で客席に聞こえないよう涙を堪えた事。そこで聞いた客席からの拍手、言葉。その時の空気、感動はこの先も絶対に忘れません。


プロダクションに所属することがゴールではありません、むしろ所属後のほうが大変な芸能界。
焦り、嫉妬、そして挫折。
養成所を卒業した彼らはまず「プロの現実」を知ります。
そして自分のいる位置に不満を持ちます。
しかし、そこから上に上がるために必要な力、演技力、精神力、人間的魅力をSAGで、必ず学んでいるはずです。
はじめから仕事があるのは、アイドルか有名2世タレントだけです。
まずは目の前のオーディションに1つ1つ受かっていくことが大事です。

ゆっくりとでも、1歩1歩確実に役者の道を歩いてほしいと思います。
その生涯を、一役者として。

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