連続ワークショップ第4回レポート 熊澤尚人監督のワークショップ

連続ワークショップ 第4回レポート

2009年3月14日(土)熊澤監督による「SAG俳優部・特別授業」
2009年3月15日(日)熊澤監督による「無料体験レッスン」

松濤アクターズギムナジウムが映像の世界で活躍できる俳優を本気で発掘・育成するため、日本映画界注目の映画監督と共に開講する連続ワークショップの第4回が3月14日、3月15日の2日間、開催されました。

今回の連続監督WSは今までとは形式を変えて、これから俳優を目指す人たちに向けて、なんと無料で現役人気監督と触れ合っていただきました!

さらに、一般参加を希望されていた方には大変申し訳ないのですが、今月SAGを卒業する俳優部の生徒達へのプレゼントとして熊澤監督に「SAG俳優部・特別授業」を開催していただきました!

3月14日(土)
熊澤監督による「SAG俳優部・特別授業」

ワークショップの様子5月に最新作「おと な り」(主演:岡田准一 麻生久美子)が劇場公開になる熊澤尚人監督。まさに今、もっとも注目されている人気監督です。SAGを卒業し、各々役者としての道を歩む生徒達。芸能界で生きていくには、出会いがとても大切です。

熊澤監督特別授業、まずは実践的なオーディション対策から始まりました。持ち時間は1人「2分30秒」。この時間を使っていかに審査をする側に印象を残せるか?簡単な自己PRだけではもたない時間、かといってそれ程内容の濃い話をするには短い時間。どのようにポイントを絞って話をするか、丁寧に1人1人にアドバイスをくださいました。

続いて監督書下ろしのエチュードへと授業は進みます。
女性2人、男性1人で成り立つ芝居です。監督自らカメラを手にして撮影開始。すぐにモニターでチェックして修正点を明白にし、改善していきます。
劇中世界の「裏設定」や役同士の関係性をしっかり考える。
ただしゃべるだけではなく、人間と人間の関係をしっかり築くことによって、描かれてい無いことを表現することが「映画」には必要だという監督のお考えがとても印象にのこりました。

他にもカメラを使って、レンズのフレーム内に映る上半身のみで感情を表現する。喜び、悲しみ、不安、様々な感情を限られた身体の部位で表現する。簡単そうでとても難しい、映像の奥深さを学ぶことができました。
もうすぐSAG卒業の14期俳優部。プロの現場で、熊澤監督とお会いする日を楽しみに待っています!

3月15日(日)
熊澤監督による「無料体験レッスン」

昨日の特別授業に続き、この日はこれから俳優になりたい、お芝居をやってみたいと考えている方への「無料体験レッスン」です。参加者の人数制限を12名と限定し「体験レッスン」といえど、1人1人にかける時間を長くした、内容の濃いレッスンとなりました。現役人気監督に直接指導をうける。こんな貴重な体験が無料でできるのも、SAGならではの企画です。当初2時間を予定していた無料体験レッスン、しかし実際には大変盛り上がり、予定時間を大きく延長してのレッスンとなりました。その延長の理由は監督の発せられた一言から始まりました。
「なにか、質問はありますか?」
とても気さくで物腰の柔らかい熊澤監督(ちなみにルックスもかなりカッコイイです)、受講者からは「待ってました!」とばかりに次から次へと質問が飛び出します。
監督はその1つ1つに対して真剣に答えてくれました。
まさにあっという間の無料体験レッスンでしたが「これから」を真剣に考えている受講者の方々にはとても良い時間を過ごせていただけたと思います。

当たり前ですが、「見る」のと「やる」のでは大違いです。いま、このHPをご覧いただいている方のなかで、「役者になりたい」「お芝居をやってみたい」と思いながらも「不安」や「迷い」によって今一歩踏み出せずにいる人。ぜひ1度SAGにいらしてください。

「無料体験レッスン」でも「学校見学」でも、なんでもいいです。まずは自分自身の目で見て、身体で体感してください。大切な人生の選択を間違わないために。

最後になりましたが、2日間お付き合い、ご指導いただきました熊澤監督、本当にありがとうございました。次回作「お と なり」楽しみにしております!!ぜひ、またSAGにいらしてください!そして参加いただきました受講者のみなさん、来期SAGでお待ちしております。一緒に夢を叶えるために頑張ろう!

熊澤尚人監督

熊澤 尚人

Naoto Kumazawa

プロフィール:

名古屋市出身。ポニーキャニオンで『スワロウテイル』『リング』 等のプロデュースに携わる傍ら、自主映画の監督で94年『り べらる』がPFFに入選。退社後、04年『Tokyo Noir』でポルト国際映画祭最優秀監督賞を受賞。

代表作品:

  • 『虹の女神 〜Rainbow Song〜』
  • 『親指さがし』
  • 『ニライカナイからの手紙』
  • 『雨の翼』
  • 『DIVE!!』

受講生の声

熊澤監督は僕が好きな監督の一人で、まずお会いする事ができただけで嬉しかったです。とても気さくな方で、どんな質問にも心よく答えて下さいました。『俳優はスポーツ選手と同じだ』『自分が思っている以上に感情は伝わらない』という監督のお話が一番印象に残っています。カメラを通して見ると、自分がいかに『伝える』という事ができていないか…というのを再確認しました。これからさらに心身ともに鍛えて、『人に伝える力』を磨いていきます。あれから家で鏡を見る度に練習していて、次に監督とお会いする時には成長した姿を見てもらえるように続けていきたいと思いました。(長谷部直人)

今回のWSの感想を一言でいえば、初心を思い出すWSでした。
相手を意識すること、表情のバリエーション、芝居の妨げになる自分の癖…今まで意識してきても不十分だった事や後回しにしてきた改善点を改めて見せつけられました。
でも、以前と違うのはそこでどうしたら良いのかが自分の中で見えていることです。
このWSを通して熊澤監督から教えて頂いた事は今後役者として歩む為に、今一度自分を見つめ直すべき事だと思いました。(森 壮史)

今回は半日という日程でしたが、その中で短い台本を頂き、実際に映像を撮りました。短い台本から人物像を読み取るのは難しく思いましたが、そこに正解があるわけではなく、色んな発想をもって演じてもいいのだ(むしろ色々な発想があった方がいい)ということがわかりました。そして表情での表現力の足りなさと難しさを自覚しました…(林 希美)

ワークショップの様子

ワークショップの様子

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ワークショップの様子

ワークショップの様子

ワークショップの様子

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