SAGレポート

俳優部 映画撮影レポート

2017.1.15

ギムナジウムの悪霊

SAG俳優部では、本科になると映画撮影を用意しています。

一年目の基礎科のでは舞台を通して演劇の基礎を。
二年目になるとより幅の広いジャンルの演じ方を学ぶため映像・映画を体験します。

映像演技・ナチュラルな芝居・カット割り。すべてが初めてのことだらけです。
様々なシーンを繋ぎ合わせて一つのドラマを作って行きます。
試写会を見るまで、どのシーンと、どのシーンが繋がるのか、予想できないこともいっぱいでした。

まさに体当たりで取り組んだ映画撮影。俳優部に感想を聞いてみました。

レッスン生感想

黒木知佳

ギムナジウムの悪霊

収録に参加した感想
撮影に参加してまず思ったことは、舞台とは違う集中力と体力が必要だということです。
舞台とは違ってカメラも意識して芝居をしなくてはならなかったので、想像以上にくたくたに疲れました。
ですが、監督と皆が鼓舞し合ってくれたおかげで、大変ではありましたが楽しく撮影を終えられたと思います。
上映を見た感想
悪天候に悩まされロケにも行けず、後半は台本通りの撮影ができなかったので、どんな映画に仕上がったのか不安と心配でいっぱいでした。ですが、上映は自分の拙い演技を直視する恥ずかしさもありつつ、ワクワクしながら見れました。
「あのシーンはここで使ったのかー!」など発見もありつつ、監督の編集のおかげでこんなに面白くなったんだなと実感しました。見に来てくださった方々にも「面白かった」と言っていただけて、嬉しかったです。
ほとんどのシーンで「もっとこうすれば良かった」と反省しましたが、心からいい経験になったとそう思います。

小峯尚美

ギムナジウムの悪霊

収録に参加した感想
撮影が終わって感じた事は、体力、集中力不足でした。
色んなアングル、同じシーンを繰返し撮影するので、一気にテンションを上げて気持ちを繋いでいくのに必死でした。
ある程度の段取りはありましたが、監督が自由に開放して下さったので、リラックス出来た部分もあります。
全ての機材の操作をほぼ監督1人でやってたので、1番パワーを使っていたのは監督だったと思います。本当にお疲れ様でした!!
上映を見た感想
出来上がった作品を観る前は緊張でご飯が喉を通らなかったです。
客観的に自分を見ていると、役が等身大に近かったせいか普段しているのだろう癖が目について無意識の恐ろしさを感じました。。
段取りと違う動きもあったので編集は大変だったと思います。監督、すいません。
しかし出来上がりを観終わった後は、反省点もありましたが何とも言えない感動がありました。
この作品は一生忘れません。
ありがとうございました!!

試写会を見て初めて、撮影を行った監督の演出の意図が分かった。こんなシーンにこの映像が使われていたなんて。。。
出来上がった作品を見て監督の力量の素晴らしさ、また愛情あふれる編集に感謝の気持ちが湧いてきます。

自分の演じる事を越えて作品をどうよくするのかを意識するようになります。
また作品支えてくれるスタッフの存在の有難さも感じ取れるようになります。

大変だった映画収録。俳優部にとっては演じること以上の体験を得た時間だったと思います。

最後に、映画撮影を通して俳優部本科を成長させてくれた監督、誠にありがとうございました。

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