SAGレポート

松濤祭レポート

2013.11.24

11月2日(土)、3日(日)19期松濤祭を行いました。

いつもは講師の演出や指導に沿って演劇に関わるSAG生ですが、松濤祭だけは、自分達の好きなお芝居を、ダンスを、ボーカルパフォーマンスを行い、自分達で演出することが許されています。

演目の企画から、台本の作成、出演者の手配、舞台セットの製作、演出、を自分達で作り上げるお祭りです。やりたいと名乗り出れば、本当にやりたいことが実現する1年で1度のお祭り。
それが松濤祭です。

表に出たがりなSAG生が黙っている訳がありません。
松濤祭実行委員に感想を聞いてみました。

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レッスン生感想

篠田樹子

松濤祭実行委員になり、松濤祭までの毎日はとても充実したものとなりました。

今回私は同じクラスの有志と「お茶の間劇場」をつくりあげました。舞台初心者が多いため、どうしたらいいか悩むことも多々ありました。

不安が多い中の本番でしたが、見てくださった方が「面白かった」と言って下さり、未完成で申し訳ないという気持ちと、見てくださり本当にありがとうございました!という気持ちで胸の中がごちゃごちゃになりました(笑)
緊張でいっぱいだった演者が、観客の反応により、袖で徐々にヒートアップしていくのを見て、いい緊張ってこういうこともいうのかな?と思いました。

まだまだ改善の余地はありましたが、本番が一番いい出来だったかと思います!私自信、完全燃焼出来た気がします。

東脇由貴

「美術お願いします。」実行委員長に声をかけて頂き、松濤祭の美術を担当させていただきました。正直、でもやりたい気持ちが心の隅にあったので、お願いします!の気持ちで臨みました。

ポスターにパンフレットにTシャツにロビーの最初とエンディングの飾り付け。書いてみるとたったこれだけなのに夜一人で案を何度も何度も消しては描いてはの繰り返し。紙が汚くなって新しい紙にまた描いて、なかなか納得できず、やっぱり焦りもあって、「こんなのでいいんだろうか…」と泣いちゃいそうにもなりました。

だけど、自信のないそんな絵を好きだと言ってくれる方もいて、それがやっぱり嬉しくて、何度救われたかわかりません。本当に感謝につきます。特にエンディング後のロビーの飾り付けでは、何人もの方々が手伝って下さり凄く助かりました。一時間弱、私一人では到底無理でした。みんながいなかったらできなかった。本当に嬉しかった。やっぱり松濤が好きだなあとしみじみ思いました。

菊池紀子

「自分達で作る」ということは、いかに自分達をストイックに追い込めるか、先を見通せるか、周りの能力を知り協力をお願い出来るか、ということを学びました。

一人だけでは何も出来ません。作っていく仲間の大切さを再認識しました。

そしてお客様の有り難みも。拍手や感想を頂き、とてもとても嬉しかったです。

その方たちに恥じない、また観たいと思って貰える演技をしていきたいと思います。

川端しおり

舞台とショートコントの2本立てでの公演を無事に終えることが出来ました。しかし本番直前までどうなるか不安でしかありませんでした。舞台出演メンバーと息が合っていないまま本番を迎えてしまったからです。意外にも本番は、良かったよ、と声をかけていただくことができ、嬉しかったのですがそれはなぜなのだろうと悩みました。

考えた結果私が思い至ったのは、お客が入ることで出演メンバーが自分自身を忘れられたからじゃないか、ということです。先日、舞台に立つ上で大事なことは自分を排除することだという話を聞きました。つまり、自分がこれをやりたい、どうしたい、ということは舞台上では忘れて、相手がどうしたいのか、場の空気はどうなのかということに集中することが大事だということです。お客さんや周りの空気に集中し、その結果無意識ではありますが自分を忘れられたから、舞台の成功に繋がったのではないかと思ったのです。

そういう意識を無意識ではあれ経験し実感出来たこと、これはとても大きな一歩だと私は感じました。

企画から実行まで全てを自分たちでやり遂げるということを通じて学んだことは書ききれないほどです。

坂場翔

今回担当した企画はスタンプラリーでした。スタンプラリーの形式を和をテーマに自分達で考える作業は、予想よりも大変でした。早い段階で企画を進めておきたかったと終わってから思います。もっと早く行動していればと思います。去年のスタンプラリーを参加してくれた人が少なかったと聞いたので、賞品をみんなが喜ぶ物にしました。それでも参加してくれた人は少なく感じたので、もっと参加者が増えるように考える必要があると感じます。早めの準備と新しい案が必要と思いました。

当日、スタッフとして手伝ってくれた方々がいたおかげで無事に企画を進めることが出来ました。ありがとうございました。

西村亮祐

昨年はミスコンを担当させて頂き、色々な人に出てほしいというのもあり、出演者が大所帯になってしまい色々と大変でした。今年は自分の舞台公演企画ということもあり役職としての連絡等はスムーズにできたのですが、舞台づくりの大変さというものを実感しました。

メンバーとの練習や本番を想定しての稽古等が足りていないのがでてしまったと思います。舞台もみんなとの協力が必要なのだと改めて実感させられました。ただ、このメンバーで芝居が出来たことはとても楽しく勉強にもなりました。

松濤祭は2年目ということもあり去年より純粋に楽しんでできました。昨年先輩にもお世話になったので自分も後輩に色々教えられたらと思い委員になりわかることは後輩に引き継げ、話したことがなかった後輩とも仲良くなれたのでよかったです。

今年実行委員をできた後輩達にもその次の後輩へ、そのまた次の後輩へと色々な経験を伝えていって人の和も広げ、より素晴らしい松濤にしていってもらえたらと思います。

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祭りをつくってくれた松濤祭実行委員の皆さん今年も熱い松濤祭をつくってくれて感謝しています。

皆さんのものづくりに対する情熱が次の世代のSAG生にも受け継がれていきますように願います。

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